エクササイズで子供の成績が格段にアップ!

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エクササイズで子供の成績が格段にアップ!
 
ヒトもエクササイズをすれば知能や学習能力が高まるのでしょうか。
 
ここで紹介するのは、イリノイ州のネーパービル市にあるセントラル高校で取り入れられている体育の授業です。
この体育の授業は、通常の1時限の前、朝の710分にはじまるので、「0時限」と呼ばれています。
 
学校に集まった生徒は、体育の教師の指導のもと、胸に心拍計を取りつけ、トラックを走ります。
足の早い子も、遅い子もいるので、同じスピードで走っては、早い子には負担が軽く、遅い子には荷が重いのです。
 
各自が全力をだす工夫が欠かせません。
その工夫は、生徒が最大心拍数(220から自分の年齢を引いた値)8090パーセントで走るように支持されていることです。
このエクササイズを終えてから、生徒は通常の授業を受けます。
 
どれほどの成果があるのでしょう。
0時限」を試験的に採用した初期のころ、このクラスに参加したのは、読解力が標準以下だったために、「読み書き」の補習授業が必修となった新入生のうち、みずから志願してきた生徒たちです。
 
学期の最後に、「読み書き」の補習授業に参加した生徒を試験したところ、ふつうの体育にしか出席しなかった生徒の成績は10.7パーセント向上しましたが、「0時限」の体育に出席した生徒は17パーセントも成績が伸びました。
 
この成果に学校当局は深い感銘を受けました。
そして当局は、「0時限」を「学習準備のための体育」と名づけ、1時限めの「読み書き」の授業の一環として採用していまも継続中です。
 
その成果は、補習授業が必修となった新入生のみならず、一般の生徒にもはっきりとあらわれています。
セントラル高校が生徒ひとりにかける費用は、イリノイ州のほかの優秀な公立高校よりもかなり低いにもかかわらず、この学校の学業成績は常に週のトップ10に入っています。
「よみがえる脳 より」
 
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脳は神経細胞の集まりと思われていますが、正確には「神経細胞(ニューロン)と、それらの情報を伝える役目をしているシナプスから成り立っています。脳を使えば使うほど、これらのシナプスが増えていきます。
脳の中のシナプスが密であればあるほど、いろいろな能力が高まります。
記憶力でいえば、記憶したことが鮮明に脳に焼きつけられることになります。
 
昔は、脳の神経細胞は生まれたときから増えることはないから、このシナプスを増やすことが、すなわち脳を発達させることだと考えられていました。
ところが、脳の研究が進み、近年になって、神経細胞は年をとっても増えることがわかったのです。
 
脳を使ってこれらの神経細胞を増やし、なおかつ、シナプスを密にすることが脳を鍛えるということなのです。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
また、加齢や認知症などによって、シナプスはしだいにこわれていきますが、ビタミンB12には、こわれたシナプスを修復する作用があるのです。
同時に、ビタミンB12には、動脈硬化の原因となる活性酸素やホモシステインを除去し、脳の血流をよくする作用もあります
 
ビタミンB12について