難病治療にも効果的な湯上がり対策-体温を下げないことがいちばん大切-

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難病治療にも効果的な湯上がり対策-体温を下げないことがいちばん大切-
 
◎入浴後1時間はリラックスする
 
入浴健康法で忘れてはいけないのが、湯上がり対策です。
これをきちんとやらないと、低温長時間浴で体を温めて循環機能を高めても効果は期待できません。
 
まず、いちばん気をつけていただきたいのは、湯上がり後に体温を下げないことです。
体温が下がると、せっかく高まった循環機能が急降下するからです。
 
お風呂から出たら、すぐに大きめのバスタオルやバスローブ、あるいは毛布などで体を包むようにしてください。
そして、ソファに座るなどして、約1時間、静かにリラックスしましょう。
 
この方法は「和温療法」と呼ばれ、鹿児島大学医学部が難治の心不全や難病の治療に効果的だと報告しています。
 
◎湯上がり後に注意したいポイント
 
     エアコンの使用はOK
夏場は熱中症などの心配がありますので、28℃くらいを目安にエアコンで調節してください。
ちなみに、扇風機を使うのはおすすめできません。
風があたっているところの体温が急激に下がるからです。
ただ、団扇であおぐくらいはかまいませんよ。
 
     水分補給に冷水は不可
夏でも冬でも、風呂上りには水分の補給が不可欠です。
その場合、冷蔵庫から出したばかりの冷たい水を飲むのは避けてください。
水温が5℃になると水分の吸収量が下がる、という研究結果もあるからです。
また、ガブガブと一気に飲むのも考えものです。
水分の吸収には、ちびちび飲むのがいちばん効果的です。
 
ところで、風呂上がりといえば、やはり冷たいビールがほしくなります。
飲むなとはいいませんが、ビールを飲む場合は、1時間の安静が終わったあとにしてください。
また、ビールには利尿作用がありますので、小用をすませたら、必ずコップ1杯の水を飲むようにするといいでしょう。
 
     すぐに寝ないようにする
体温が下がらないと眠気は起きないので心配ないと思いますが、いちおう念のため。
「詰まらない破れない 血管を強くする本 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成、核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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