怒らない-心の健康が体の健康を左右する-

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怒らない-心の健康が体の健康を左右する-
 
私たちの健康を司る免疫力と自律神経の働きは密接な関係があります。
この自律神経の働きと、それに加えて心の動き、感情によって、分泌されるホルモンが変わるのです。
そこで私たちの心の動きが体の状態に大きく影響し、病気の引き金になったりするのです。
ですから、感情、気持ちのあり方は免疫力に大きな影響を及ぼします。
まさに「病は気から」ということが科学的にも証明されたのです。
 
ホルモンには、脳から分泌されるものと体のそれぞれの器官から分泌されるものがあります。
脳の視床下部、脳下垂体など脳から分泌されたホルモンは、血流を通って脳以外の甲状腺副甲状腺、副腎、すい臓、生殖腺など、体のそれぞれの器官に達し、それらの器官が刺激されて、さらにホルモンが出ます。
脳から分泌されるのが上位ホルモン、体から出るのが下位ホルモンです。
 
視床下部と脳下垂体は情動と関係する部分で、精神活動の影響を受けやすいのです。
 
人類の進化の過程を見ればわかりますが、狩猟時代の人は、危険な野獣など多くの外敵にさらされていました。
命の危険にさらされると、恐れや怒りという激しい感情が起こります。
それによって、まず脳からホルモンが分泌され、体の各器官を刺激してさらにホルモンが出て体を刺激し、外敵などに備える態勢をとるわけです。
 
瞬時に活動レベルをピークに高める必要があるため、ホルモンを分泌することで心身を興奮状態にして、反撃したり逃げ出すという行動に移すようにするのです。
 
私たちの喜怒哀楽の心の動きが、ホルモンを分泌する脳の視床下部や脳下垂体に直接に影響を与え、ホルモンの分泌を促したりするのです。
ですから、悲しみや不安、怒りなどの感情は、ホルモンの分泌に影響を与えます。
ホルモンは理性でコントロールできるではなく、感情に支配されているのです。
 
とくに体に悪い影響を与えるのは怒りの感情です。
怒りっぽい人は、つねに交感神経の緊張状態にあり、興奮系のホルモンの分泌が多くなります。
そのため高血圧や高血糖になり、消化管の働きも悪くなり、心臓もダメージを受けることになります。
当然健康をそこねることになります。
 
逆に、いつも感情を抑えている人も危険です。
感情を抑圧した状態は、やはり交感神経が緊張しているのです。
怒りっぽい人と同じように、興奮系のホルモンの分泌が多くなり、それによって同様な病気になりやすくなります。
 
会社で上司と部下の間にはさまれて、自分を抑圧することの多い中間管理職や、亭主関白な夫のもとで長年我慢してきた女性などが健康をそこないやすいのも、おわかりいただけると思います。
 
また、興奮や抑圧が強いと緊張感が続き、体をこわばらせます。
そのために、肩こりなどが生じます。
さらに長年肩こりに悩まされていると、60歳を過ぎて、パーキンソン病を発症する危険性も高いのです。
 
始終怒っていたり、不安が続くような生活、自分の感情を抑えすぎている生活は危険なのです。
 
あまり怒らず、かといって感情を抑えすぎずにゆったりとおおらかな気持ちを持つことは、精神的に安定しているだけでなく、体の健康のためにもいいのです。
「免疫力が上がる生活下がる生活 より」
 
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ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
蛋白質核酸の生合成を推進しますので、免疫学的な効果、たとえば抗体(蛋白質]産生が強化されても不思議ではありません。
 
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
<ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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