ニンジン、カボチャでβ-カロテン

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ニンジン、カボチャでβ-カロテン
 
トマト以外で赤い野菜といえば、ニンジンです。
 
ニンジンに含まれている注目の栄養素はカボチャにも含まれています。
 
さて、ニンジンとカボチャに共通する、注目の栄養素はβ-カロテンです。
β-カロテンは、ビタミンAと密接な関係にあります。
ビタミンAは、ちょっと年齢の高い人でしたら、夜盲症を思い浮かべるかもしれません。
夜になると目がよく見えなくなる病気ですが、ビタミンAが不足すると起こります。
ビタミンAは目の働きに関係があり、視力が低下するのもビタミンA不足が原因です。
 
ビタミンAが不足して起こるのは、目の病気ばかりではありません。
ビタミンAは粘膜の乾燥を防いで、細菌の感染の予防、風邪の予防にも働きます。
最近の研究では、活性酸素ができるのを防ぐだけでなく、高脂血症動脈硬化の改善にも一役買っていることがわかりました。
がんなどの悪性腫瘍を抑える働きもあります。
ビタミンAは大切な欠かせないビタミンですが、脂溶性という欠点があります。
脂溶性とは、体の中の脂に溶けて、なかなか排出されにくいと意味です。
とりすぎてしまうと過剰症を起こします。
 
そこで、注目されるのがβ-カロテンです。
β-カロテンは、プロビタミンAといわれ、ビタミンAに体の中で変化していきます。
何よりいいのは、体が必要な分だけしかビタミンAに変わらないのでとりすぎになることがありません。
 
β-カロテンが豊富なのが、ニンジンやカボチャです。
野菜の王様のブロッコリーも多い。
緑黄色野菜に多いので、積極的にとりたいものです。
 
ニンジンやカボチャは、彩としても欠かせません。
色彩豊かな食卓を作ってくれ、食欲増進にも一役買ってくれます。
100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
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ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
 
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
 
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12は腸で吸収されます。
しかし、その前に胃の内因子と結合することで吸収される状態を作っているため、胃を切除している人などの場合は、胃の内因子なしで吸収されるために大量のビタミンB12を補給する必要があります。
胃の粘膜が萎縮している人や、胃の働きが弱い人も同様です。
 
水溶性ビタミンであるビタミンB12は、最終的には排泄されますが、それまでの間、体内でさまざまな働きをします。
ビタミンB12場合、とくに1000マイクログラム以上の大量をとると、一種の押し込み効果(ある成分を大量にとることにより、吸収率が増す効果)により、吸収・利用率が高まります。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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