左肩がぶつかったら疲れている証拠

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左肩がぶつかったら疲れている証拠
 
脳のしくみを表す言葉に「機能局在」というものがあります。
これは、脳の中では、運動はここ、思考はここ、と機能する場所がそれぞれ異なっているという意味です。
 
私たちの住んでいる町でも、警察署はここに、郵便局はあそこに、という具合に在る場所が決まっており、番地までついています。
これは脳も同じです。
 
右脳と左脳では働きが違っています。
視覚、聴覚の中枢は左右対称にありますが、言語中枢は両方にありません。
多くの場合、言語中枢はおもに左脳にあります。
 
周囲を注意する能力も左右で異なっています。
左脳はおもに右側に注意を注いでいますが、右脳は左右両方に注意を注いでいます。
このため、右側の脳が冒されると左側にあるものが無視されるということが起こります。
 
たとえば、夕方、会社から帰る途中、人混みのなかで左肩が通りすがりの人にぶつかった。
こんな経験はありませんか。
昼間の忙しく疲れて帰宅するとき、このような不注意が起こる場合があります。
特に自分の左側に問題が起こります。
 
人は周囲で同時に進行していることへの注意は保たれており、これを「同時性」といいます。
日々の生活のなかでは、いろいろなことが同時に多数起こっています。
それらを同時に並列的に処理しながら、私たちは活動しています。
 
が、ひどく疲労しているときなどはこの力も低下してしまいます。
 
それでも、身体の右側は右脳と左脳、二重の支配があるため、注意力は比較的維持されます。
しかし、左側は注意の欠落した状態となり、問題が生じることがあります。
この場合も、気づかない蓄積疲労があることを意味します。
 
こんなときは飲み屋に寄り道せず、「自宅に直行」がベターです。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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どのビタミンも老化を防止しますが、とくにビタミンB類はもっとも重要なビタミンとされます。
ビタミンB類には、ビタミンB1、B2、B6、B12ナイアシンパントテン酸、そして葉酸などが含まれています。
ビタミンB類は、1つが欠乏しているときには、他のビタミンも欠乏していることが多いようです。
 
食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
 
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働きます。
また、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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