認知症の進行を遅らせる食べもの⑧『アジ』

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認知症の進行を遅らせる食べもの⑧『アジ』
 
●血液をサラサラにして血管や脳を守る
アジはイワシと並ぶ代表的な青魚です。
味がよいので「アジ」という名前になったといわれるほど、昔から親しまれています。
ムロアジシマアジなど種類は多いですが、一般にアジといえばマアジをさします。
旬は春から夏です。
 
腹に丸みがあり、表面につやがあるもの、えらが鮮紅色のもの、ウロコがしっかりついているものを選びましょう。
 
アジは干物でもよく食べられます。
ただし、塩分のとりすぎに注意しましょう。
干物は白っぽいもののほうが、脂がのっています。
黄色っぽいものは、鮮度が落ちているので避けてください。
 
また、独特の風味で知られるクサヤは、鮮度のよいムロアジやトビウオなどで作られる発酵食品です。
栄養価が高く、カルシウムやマグネシウム、リン、鉄などのミネラルの含有量は、生の数倍から数十倍にものぼります。
 
アジにもDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く含まれています。
イワシと同じく、特にEPAが豊富で、動脈硬化や高血圧症、脂質異常症などを防ぐ大きな効果が期待されます。
血液をサラサラにして血行をよくし、脳の機能維持にも役立ちます。
 
また、アジやイワシにはタウリンという健康成分も多く含まれています。
タウリンにも、血中のコレステロールを排出し、血圧を正常に保つ働きがあります。
肝臓にたまった中性脂肪をとり除いて脂肪肝を改善したり、インスリンの分泌を促して糖尿病を予防する作用もあります。
 
●薬味をつけるとさらに効果アップ
アジといえば、たたきがよく食べられますが、薬味によく使われるショウガやシソ、ねぎには、抗酸化物質が豊富に含まれています。
ショウガの辛み成分であるジンゲロンやショウガオール、シソと万能ねぎに含まれるβ-カロテンやビタミンCなどが、脂肪の酸化を強力に防いでくれます。
 
また、「なめろう」といって、みそを混ぜる場合もあります。
魚の生臭さが苦手な人にはおすすめです。
みそには、脳の機能を活性化するコリンやサポニンなどの栄養成分が含まれており、EPAとの相乗効果が期待できます。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
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現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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