好奇心と興味は若さの象徴

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好奇心と興味は若さの象徴
 
「いつまでも若々しくありたい」というのは、多くの人の願いです。
 
若さを保つ秘訣についてよく質問を受けるので、これについて明言することができたらいいのにと、ときどきそんなことを思いめぐらせたりもしています。
 
そこで、まず若さの利点を考えてみることにしましょう。
 
若いということで、誇れることがあるとするなら、いったいそれは何でしょうか。
それはあふれる好奇心と、興味を持つ心に尽きると思います。
子供たちの生き生きとした様子をイメージしてみればわかりやすいでしょう。
 
子どもたちのように、いつまでも好奇心や興味を失わないで生きることができたら、人間は永遠に若くいられるのかもしれません。
 
新しいことに対してつねに興味を抱くのが若さの象徴なら、人間の老いは、年齢でははかれません。
歳をとった人でも、新しいことに興味を持てる人は、体は老いても、本質的には若い人です。
 
しかし、反対に若くてもものごとに興味を持てない人は、心はもう老人だということもできるでしょう。
 
そして、ものごとに関心を持てない若い人が増えているように思います。
子どももそうです。
欲しいものは、何でもすぐに手に入れられる現代の豊かさが、そうさせているのかもしれません。
 
いつまでも若い心でありたいと願うなら、まず、どんなことにでも興味を持ってみること。
そして、何にでも挑戦してみること。
その気持ちがある限り、老いと無関係だと思うと、がんばる勇気がわいてきませんか。
「生きるのが楽しくなる 15の習慣/日野原重明 より」
 
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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
 
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
 
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
一般にビタミンB類は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12B6葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
 
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
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