【夏】低脂肪、高たんぱくの格好のダイエット食材『いか』

イメージ 1
【夏】低脂肪、高たんぱくの格好のダイエット食材『いか』

★効用
・肥満防止
・老化防止
動脈硬化予防
・高血圧予防
・肝機能強化
・美肌効果
・血行促進
味覚障害予防
 
栄養
タウリン含有量は魚肉の23倍》
するめいかをはじめ、やりいか、あおりいか、こういかなど、日本近海には100種類以上のいかが生息しています。
肉質や味わいはそれぞれ微妙に異なりますが、成分はほぼ同じです。
 
アミノ酸組成の優れた良質のたんぱく質源である反面、脂肪は少なく、低エネルギー。
かみごたえがあるため咀嚼回数が増え、食べすぎが防げるというおまけもついて、ウエイトコントロール中の人には格好のダイエット食材といえるでしょう。
いかは牛乳と同じくらい消化がよいので、高齢者のたんぱく質源にも適しています。
 
コレステロール値の低下、正常血圧の維持、インスリンの分泌促進、肝臓の解毒作用の促進などの働きをするタウリンを魚肉の23倍含むことも、栄養面での特徴の一つです。
 
★注意点
痛風の人などは多食は禁物》
 コレステロールが多い食品として一時敬遠されたことがありますが、実際にはそれほど多くないことがわかっています。
 
 コレステロール値を下げるタウリンも豊富ですので、コレステロールに関してあまり神経質になることはないのですが、痛風の引き金になるプリン体は多いので、やはり食べすぎは禁物です。
 
とり方
《野菜をプラスして栄養バランスを》
刺し身、あえもの、焼きもの、煮もの、揚げもの、炒めもの、サラダ、スープなど、和・洋・中華風のさまざまな料理に。
野菜といっしょに調理して、栄養バランスをとりましょう。
火を通すとかたくなるので、加熱するときは短時間調理を心がけることが大切です。
 
ワタは塩辛、すみも地中海風の料理やパスタなどに利用できます。
 
★おすすめレシピ
《いかのワタみそ炒め》2人分
<材料>
いか 大1
ししとうがらし 8
ねぎ 1/2
しめじ 1パック
いかワタ 1杯分
サラダ油 大さじ1
 
<作り方>
  いかはワタを抜き、胴は輪切り、足は食べやすく切り、ししとうがらしはヘタを切り、ねぎは斜め切り、しめじはイシヅキを取り小房に分けます。
  ワタは袋からしごき、みそ・酒各大さじ1、しょうゆ小さじ1を混ぜ合わせます。
  フライパンに油を熱し、ねぎ、ししとうがらし、しめじ、いかを炒め、②を加えて炒め合わせます。
  器に盛り、七味とうがらしを少々ふります。
 
★下ごしらえ
《皮をむいて利用するのが基本》
 皮が残っていると、口当たりが悪く、揚げものでは油はねの原因にもなります。
煮ものなど一部の料理を除き、皮をむいて使うのが基本です。
かたく絞ったぬれぶきんを使うと、手がすべらずうまくむけます。
 
選び方
《透き通っているものほど新鮮》
透明感があり、身がしまってかたく、斑点が黒くてはっきりしたものを選びます。
目が飛び出しているのも鮮度がよい証拠です。
 
★保存法
《解凍品の再冷凍は避けること》
 内臓を取ってから冷蔵庫で保存します。
新鮮なものは冷凍も可能ですが、解凍品の再冷凍は味が落ちるので避けます。
 
★いか豆知識
 漢方でいかは、肝臓や腎臓の働きを助け、血のけを増して体力をつける食品として位置づけられています。
 
日本人は世界一のいか食民族ですが、中国ではその漢方的薬効から、やせて体力が衰える、皮膚に潤いがない、手足がしびれる、足腰が弱くて力が入らない、耳鳴りがする、精力が減退する、ほてりやすいなどの症状がある人に常食をすすめています。
また、漢方では甲も「烏賊骨(うぞうこつ)」と呼び、痔、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、生理による女性の貧血といった出血性症状などの治療に用いています。
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
 
栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分