【夏】活性酸素抑制成分を含む点に注目『びわ』

イメージ 1
【夏】活性酸素抑制成分を含む点に注目『びわ

★効用
・がん予防
動脈硬化予防
・高血圧予防
・老化防止
・むくみ改善
・風邪予防
・美肌効果
・夏バテ防止
・眼精疲労回復
 
栄養
《β-カロテンはトマトの2倍弱》
β-カロテンを多く含み、100g中の含有量はトマトやピーマンより上です。
夏風邪や肌荒れに効果を発揮します。
 
また、渋み成分としてタンニンなどのポリフェノール類も含まれています。
ポリフェノールは、抗酸化作用を持つ成分で、からだに有害な活性酸素の働きを抑制して、老化やがん、慢性疾患を防ぐことがわかっています。
 
葉には、ポリフェノールのほか、過酸化脂質の生成を抑制して動脈硬化や高血圧を改善するサポニンも含まれています。
さらに、がんに有効なアミグダリン(ビタミンB17)という成分も発見され、昨今の健康ブームを背景に、葉に大きな注目が集まっています。
 
下ごしらえ
《皮むきは食べる直前に》
皮をむくと渇変が起こるので、皮は食べる直前にむくようにします。
また、レモンの絞り汁などをふっておいても、渇変を防ぐことができます。
 
選び方
《左右対称のものが良品》
左右対称にふっくらとし、皮につやがあるものを選びます。
 
★保存法
《果実酒やジャムなら長期保存が可能》
 痛みやすいので、早めに食べきること。
ポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存しますが、長く保存したい場合は、ワイン煮、シロップ煮、果実酒、ジャムなどにしましょう。
 
びわ豆知識
 古くから、びわは漢方や日本の民間療法でひっぱりだこ。
びわの実には、肺を潤してせき止め、嘔吐を改善し、のどの乾きをやわらげる薬効があるとされます。
 
葉は、干して煎じたびわ茶をせき止めや利尿、健胃に用いたり、外用として湿疹、かぶれ、あせもなどの皮膚疾患に用います。
 
種子には肝臓病やむくみなど、花は風邪やせきなど、根は関節の痛みなどに効果ありと、びわのあらゆる部分に薬効が認められています。
「食べもの栄養事典」より
 
栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分