【夏】さまざまな薬効が魅力の料理の名脇役『しょうが』

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【夏】さまざまな薬効が魅力の料理の名脇役『しょうが』

★効用
・食中毒予防
・食欲増進
・消化促進
疲労回復
・夏バテ解消
・風邪の初期症状の緩和
・冷え症改善
・神経痛改善
動脈硬化予防
・高血圧予防
・健胃
・二日酔い緩和
 
栄養
《栄養よりも辛味と香りの力に期待》
栄養的に強調できるものはありませんが、独特の辛味と香りに薬効が期待できます。
辛味成分のジンゲロールやショウガオールには、殺菌、消臭をはじめ、食欲増進、消化促進、発汗などの作用があります。
 
また、200種類以上もの香り成分が含まれていますが、これらには、健胃、解毒、消臭、保湿、消炎などの作用があります。
 
さらに最近では、しょうがにはコレステロール値や血圧を下げる働きがあることも明らかになってきています。
 
とり方
《生ものにしょうがは生活の知恵》
刺し身に薬味として添えたり、肉料理や魚の料理の下ごしらえに使ったりすると、殺菌作用、消臭効果が期待できます。
昔から習慣的に行われている使い方ですが、理にかなった組み合わせといえるでしょう。
 
食欲がないときは、ビタミンB1の吸収を助けるたまねぎと組み合わせてとると効果的です。
風邪ぎみのときは、ねぎやしそを組み合わせると、からだが温まって発汗が促され、症状緩和されます。
 
★保存法
《湿けや温度に注意して保存を》
 湿けがあると、カビが生えたり腐ったりします。
また、10度以下で保存すると、低温障害で組織が軟化します。
紙で包んで、常温で保存を。
長期間保存するときは、おろして冷凍する方法がおすすめです。
 
★しょうが豆知識
漢方生薬の「乾姜(かんきょう)」は、しょうがを乾燥させたもの。
生よりも薬理作用が強く、風邪、せき、鼻づまり、発熱、頭痛、冷え、冷えによる下痢、吐きけ、二日酔いなど、じつにさまざまな症状に処方されます。
 
市販の風邪薬や胃腸薬にも多用されているので、一度成分をチェックしてみては?
「カラダ快調!食べもの栄養事典 より」
 
栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分