ドライマウス急増中
重要な仕事をしている唾液の分泌の少ない人が急増しているそうで、「ドライマウス」という言葉を聞く機会が増えてきました。
ドライマウスは、さまざまな原因によって唾液が出にくくなり、慢性的に口の中が乾いた状態になること。
専門的には「口腔乾燥症」と呼ばれます。
ドライマウスの方は、口の中に粘つくような不快感があり、これが慢性化すると、舌の表面がひび割れ、舌や口の中の粘膜が傷ついて、常に痛みを伴うようになります。
その結果、発音しにくい、しゃべりにくい、食べ物を飲み込みにくい、味を感じにくい、など、日常生活に支障が生じるのです。
ドライマウスが正式な疾患として認められていないため、病院を受診しても「異常ありません」「年だから、仕方ない」「気のせい」などと言われ続け、何件も病院をまわり、やっとの思いで味覚外来にたどりついてこられました。
所見的に異常がないのに異常を訴えることから、うつの診断をくだされた、という“悲劇”もありました。
このように、唾液の減少は大きな問題なのです。
なぜ問題なのか。
それは、唾液の役割りを考えてみたらわかります。
唾液が減ると、「円滑作用」が働かなくなり、食べ物を飲み込みにくくなったり、発音や会話がしにくくなったりします。
また、「溶解作用」が働かなくなるため、食物中の味物質が受容体から取り込まれなくなり、味覚を感じにくくなります。
唾液中の酵素による「消化作用」も働かなくなります。
わかりやすくいうと、唾液が出なければ、食事の味に異変が生じます。
おいしくないのです。
食べること、話すことも苦痛になってきます。
そうなると、人生、楽しくないでしょう。
「生きていてもつまらない」と感じることも増えるかもしれません。
それだけではありません。
唾液が減ったために起こる問題は、まだまだあります。
・虫歯、歯周病、口臭の原因に
・糖尿病や動脈硬化が悪化
唾液が、歯周病を介して全身の健康ともつながっていることが、最近明らかになってきています。
「長生きは「唾液」で決まる! より」
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「老化対策・栄養療法の一環にビタミンB12プラス優れた副成分」
すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえで、もっとも重要なビタミンとされています。
また、老人性認知症患者の脳にはビタミンB12が不足しているという報告もされています。
ビタミンB12が効果的に作用するには、ビタミンB12単体ではなく葉酸など他のビタミンB群と一緒に摂取することが望ましく、また、ビタミンB群はバランスよく摂ることで相乗効果を発揮します。
超高齢社会を目前とした今、元気でイキイキと年を重ねるためにビタミンB12に注目していただきたいと思います。