ぼけやすい人とは?
年をとってぼけてしまう人と、高齢でもいきいきと過ごす人。
その差をつくる要因がライフスタイル。
≪生活習慣病や頭部への衝撃など、わかってきたリスク因子≫
年をとってもぼけたくない。
誰もが、そう思います。
しかし結局のところ、年齢を重ねると、多くの人が認知症を病んでしまいます。
その一方、80歳を越えても生き生きとした好奇心を失わず、判断力も衰えない人がいます。
この差は、いったいどこからくるのでしょう。
認知症は、まだまだわからないことの多い病気ですが、このところ研究が進み、わかってきたこともあります。
そこで、まず認知症のリスク因子となるものをまとめてみます。
ただし、認知症は、一つの因子で起こる病気ではありません。
いくつもの因子が、相互に影響しあって発症すると考えられるのです。
一つ一つを自分にあてはめ、一喜一憂するのではなく、ライフスタイルを見直してリスク因子を減らしていくヒントと考えてください。
●加齢・家族暦・遺伝
・親兄弟にアルツハイマー病患者がいる人は、そうでない人よりも危険率が3.5倍高くなるとされます。
・アポE-4型のタンパク質遺伝子を持つ体質を受け継ぐと、アルツハイマー病のリスクになります。
●頭部の外傷
頭に繰り返し衝撃を受けるスポーツは、アルツハイマー病のリスク因子になります。
ボクシングをはじめ、アメリカンフットボール、サッカー、アイスホッケー、空手、相撲などをしている人は、注意が必要です。
同じ意味で、意識を失うような大きなけがを頭部に負った場合も、要注意です。
まだ20代でも、事故などで頭部を負傷すると、認知症を発症するケースがあるのです。
●生活環境
・過度の喫煙や飲酒は、アルツハイマー病のリスク因子になると考えられています。
・アルミニウムの持つ神経毒素が活性酸素とかかわり、アルツハイマー病のリスク因子になるという説があります。たとえば、飲料水や胃腸薬に含まれるアルミニウムについて議論されましたが、現在は否定されています。
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脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には広く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
ただし、おもしろいことに、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある保存食には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
これは、発酵の過程でビタミンB12が作られるためと考えられます。
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