酔いざましにいいのは睡眠と食事のどっち?

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酔いざましにいいのは睡眠と食事のどっち?
 
まず、血液中のアルコールの代謝を少しでも早めて、酔いをさますことです。
 
では、酔いをさますためにいったいどうすればよいのでしょうか?
アルコール血中濃度を下げるのに、良いと思われる方法を、クイズ形式でご紹介しましょう。
 
1問目です。
二日酔いの場合、「そのまま起きている」のと、「すぐ寝る」のと、どちらが酔いがさめやすいと思いますか?
 
答えは、「そのまま起きている」です。
これはまだ論文などにはなっていないのですが、「起きているほうが肝機能は高まる」という見方が一般的です。
 
2問目です。
二日酔いの朝、酔いをさますのに適した行動は、何だと思いますか?
 
  1. シャワーを浴びる
  2. ご飯を食べる
  3. 栄養ドリンクを飲む
  4. ジョギングに出る
     
    答えは2.の「ご飯を食べる」です。
     
    それも、肝機能の代謝を高めてくれるタンパク質を摂ることが大切です。
    肝臓の代謝が高まると肝臓が働きやすくなり、その結果アルコールの処理が早く、分解も進みます。
    つまり、食欲があまりなくても、タンパク質を摂ったほうがよいのです。
    たとえば牛乳を飲むだけでも、効果は期待できます。
     
    また、二日酔いの状態は、アルコールの利尿作用によって脱水になっています。
    飲酒の時点から、翌朝まで水は多めに飲みましょう。
    お茶やコーヒー、紅茶などのカフェインを含む飲み物は、それ自体利尿作用があり、またアルコールで弱った胃壁への刺激にもなりますので避けてください。
     
    さらに、糖質の補給も大切です。
    ご飯、めん類、パンなどの炭水化物や果物、ジュースなどで糖質を補給しましょう。
    スポーツ飲料であれば水分と糖質、ミネラルも補給ができるのでベターです。
     
    実は、これらの対症法も二日酔いの対策として説得力のある研究がなされているわけではありません。
    ただ、肝臓の働きや、アルコールの代謝を含めた飲酒による体内の変化を医師として考えた場合、有効である可能性が高そうだと納得できる方法ではあります。
     
    副作用の心配がなく、お金もかからない方法なので、多くのひとにすすめたいと思います。
    「長生きしたければ知っておきたい健康常識○と× より」
     
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    近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
     
    長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
    ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
     
    ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
    植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
    しかし、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
    胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
    このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
     
    また、現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
    これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
    血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
    とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
     
    ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
    同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
     
    ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
    十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
    また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
     
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