40代以降はタンパク質は「魚介類」と「大豆製品」から摂る
コラーゲン食品というとスッポン、フカヒレ、ウナギといった高級食材が頭に浮かんできます。
より安価な食材では、牛スジ肉、鳥の軟骨、豚足、ゼラチンといった食品にもコラーゲンは含まれています。
高価なスッポンやフカヒレを毎日のように食べるのは大変ですし、嫌いな人が我慢して牛スジや鳥の軟骨を食べ続けるのもナンセンスです。
こうしたコラーゲン食品を食べなくても、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで手に入る食材のタンパク質からでも若返り血管のコラーゲンはきちんと合成されますので安心してください。
コラーゲンをつくるタンパク質には、肉類、魚介類、大豆・大豆製品、卵、牛乳・乳製品などがあります。
タンパク質には動物性と植物性があり、大豆・大豆製品以外はすべて動物性です。
コレステロール自体は体に必須のもので、実は悪玉でも何でもありません。
しかし、人間は年齢とともに体も変化します。
血管事故はコレステロールの必要量が減る40代以降に起こります。
40代以降の人は動物性のタンパク質の過剰摂取に気をつけてください。
魚介類は動物性タンパク質の中ではコレステロールがやや低めですし、健康にプラスとなる成分も含まれています。
植物性のタンパク質である大豆・大豆製品はコレステロールゼロで、もっともおすすめです。
かつては大豆・大豆製品のタンパク質としての栄養価は、動物性タンパク質と比べて低いという誤解もありましたが、現在ではそれは否定されています。
ただし、大豆そのものよりも、豆腐、納豆、おから、豆乳といった大豆製品から摂ったほうが効率が良いでしょう。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
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ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
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