転がるカラダは錆びつかず 骨や筋肉は使わないと退化する

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転がるカラダは錆びつかず 骨や筋肉は使わないと退化する
 
1週間の安静で失われた筋力を
回復するには1ヵ月かかる
 
「パソコンを使うようになってから、前は書けた漢字が書けなくなった」「昔は20人ぐらい電話番号を覚えていたのに、携帯電話を持つようになったら、みんな忘れてしまった」―-そんな経験、ありませんか。
 
脳に限らず、人間の体というのは、頻繁に使っていないと機能が衰えてしまうものです。
たとえば、病気で寝たきりになったりすると、「廃用性萎縮」といって、どんどん骨が脆くなり、筋肉は小さく弱くなっていきます。
成長ホルモンも、「もう必要ないんだ」と勘違いして、分泌を控えています。
 
何もしなくても元気でいられるのは若いうちだけ。
年をとればとるほど、運動の必要性は増していきます。
そのときどきの年齢や体力に合わせて、体を動かし続けることが大事なのです。
 
廃用性萎縮は高齢者だけの問題ではありません。
家で座り仕事をしている人、外出はいつも車というような人も気をつけてください。
 
1週間ベッド上安静で筋力は20%ダウンする>
 
 病気やケガのためベッド上で絶対安静というような状態が続くと、それまで健康だった人でも、下肢の筋力が1週間で20%2週間で40%3週間で60%低下するといわれています。
しかも、1週間の安静で失われた筋力を回復するには、約1ヵ月かかります。
 
動かないことで機能が低下するのは、筋肉だけではありません。
体じゅうの関節が固まって動く範囲が狭くなったり、骨粗鬆症が進行したり……。
ほかにも心肺機能の低下、便秘や低体温などの自律神経障害、食欲不振、静脈血栓症など、「廃用症候群」と呼ばれるさまざまな症状が現れます。
 
大腿骨を骨折したのをきっかに寝たきりになってしまうお年寄りが多いのは、この廃用症候群のせいなのです。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です
 
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