朱に交われば若くなる 海の贈り物、アスタキサンチンが脳に効く

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朱に交われば若くなる 海の贈り物、アスタキサンチンが脳に効く
 
 サケ、エビ、カニ
 赤橙色の色素は超パワフルな抗酸化物質
 
サケ、エビ、カニ、キンメダイの表皮などに含まれている赤橙色の色素成分、アスタキサンチンも、カロテノイド群のファイトケミカルです。
といっても、もともとは藻や植物プランクトンがつくりだしたもの。
それが食物連鎖によって、サケやエビの体内にため込まれたわけです。
 
アスタキサンチンは、まさに海からの贈り物。
活性酸素フリーラジカルを消去する力が強く、がんや生活習慣病の予防、免疫機能の活性化、抗疲労や持久力増強作用、日焼けによる肌の老化防止など、さまざまな効果が確認されています。
 
特に学者たちが注目しているのが、脳や目に対する作用。
脳には「血液脳関門」というバリアが、また目の網膜にも「血液網膜関門」というバリアがあって、異物が流れ込むのを防いでいるのですが、アスタキサンチンは、この二つを通り抜けることができます。
つまり、脳と目に直接働きかけ、老化を抑制してくれるのです。
 
「スーパーカロテノイド」とも呼ばれるアスタキサンチンですが、サケはまだしも、クルマエビカニを毎日食べるわけにはいきません。
そこでおすすめしたいのが、サクラエビ
100g中の含有量が非常に多いうえ、丸ごと食べられるのでカルシウムもたっぷりとれます。
ゴマと一緒に炒ってフリカケにしておくと便利です。
 
アスタキサンチンで筋肉と目の疲労を回復
 
サケは、生まれた川の上流までさかのぼって産卵します。
あのパワーの源は、筋肉全体が朱色に染まるほどため込まれたアスタキサンチンにあると考えられています。
(イクラ)にもアスタキサンチンが受け継がれるのですが、その量が少ないと孵化できません。
 
人間の場合も、アスタキサンチンに筋肉の疲労を回復させる持久力を向上させる働きがあることが、京都府立医科大学の研究で検証されています。
 
順天堂大学が行った比較実験でも、その効果のほどは明らか、アスタキサンチン6mg4週間毎日摂取したグループと摂取していないグループに分け、同じ運動をしてもらい血液検査を行ったところ、摂取グループのほうが筋肉の損傷が少なく、疲労物質である乳酸の発生も抑えられたのです。
 
また北海道大学などの研究により、アスタキサンチンには、コンピューター作業などによる眼精疲労を回復させる作用があることが確かめられています。
白内障緑内障加齢黄斑変性症の予防にも効果が期待されています。
15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」
 
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 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
 
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
認知症の原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞・隠れ脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つと捉え、脳の血管を健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
また、ビタミンB群はバランスよく摂ることが望ましいといわれております。
 
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