突然死リスクは、1年中「起床直後」に要注意!

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突然死リスクは、1年中「起床直後」に要注意!
 
「冬は血管事故が増える」、そう思い込んでいる人がいますが、大きな誤解です。
 
心筋梗塞脳梗塞の発症は、“年中無休”。
「夏場だから安心」なんてことはありません。
近年、風呂場での寒暖差による健康被害が「ヒートショック」と名付けられ、注意が呼びかけられるようになりました。
けれど、それとは別の問題です。
 
むしろ気をつけてほしいのは、暦による「時期」ではなく、1日の「時間帯」です。
生物には1日の生体リズムがあります。
それを医学分野に取り入れて研究する学問が「時間医学」です。
たとえば、ある特定の病気が発症しやすい時間帯を見つけて、それを予防や治療に生かすよう研究が進められています。
高血圧の場合なら「血圧の日内変動に合わせて薬を飲む時間を決める」などです。
時間医学的に考えると、心筋梗塞脳梗塞が多いのは朝7時~10(起床3時間以内)です。
 
なぜ起き抜けが危ないのか。
自律神経が「副交感神経系優位」から「交感神経系優位」に切り替わるため、血圧や脈拍などの自律神経系は不安定になるからです。
さらに血小板の凝集能が亢進するため、心筋梗塞が起こりやすくなります。
もちろん、この時間帯以外にも心筋梗塞は発症します。
 
対策としては、高血圧の人に必ずおすすめしているのが自宅での血圧測定です。
 
それも、起床後の血圧測定をおすすめしています。
最近、日本人2万人を対象としたHONEST研究が発表されました。
早朝家庭血圧と診察室血圧を検討した研究です。
簡単に言えば、診察室の血圧はあまり関係なく、早朝家庭収縮期血圧の値が145mmHg以上であれば病気になりやすいとの結果でした。
電気屋さんでは、安くて性能のよい血圧計が多く売られています。
ぜひとも一家に一台の血圧計を!
「しなやかな血管が健康の10割 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

 一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切です。
 
 人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
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