植物性食品しか食べていないと、動脈硬化になりやすい

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植物性食品しか食べていないと、動脈硬化になりやすい
 
とにかく野菜といえば、カラダにいいものと考えられています。
 
もちろん、野菜がカラダにいいのは確かです。
だからといって、野菜しか食べないことが本当にいいかといえば、答えは「ノー」です。
 
意外なことに、植物性食品しか食べないと動脈硬化になりやすいという報告があります。
 
実際、病院で人間ドッグを受けられた方の中には、植物性食品しか食べていない方で動脈硬化の方がときどきいらっしゃるようです。
 
なぜでしょうか。
 
それは、動物性の食品をまったく食べないと、鉄、亜鉛、ビタミンB12を十分に摂取できなくなるからです。
 
その結果、ホモシステインという動脈硬化を引き起こす物質が増えます。
 
この問題には、食事からとっているメチオニンという成分と、葉酸、及びビタミンB12が大きく関与しています。
 
メチオニン必須アミノ酸の一種ですが、代謝の過程でホモシステインに変化します。
でも、体内に葉酸とビタミンB12が十分にあれば、再びメチオニンに戻ることができます。
 
しかし、ビタミンB12は、野菜など植物性食品にはほとんど含まれていません。
 
つまり、植物性食品しか食べていないとビタミンB12が不足気味になり、血中のホモシステイン濃度が高くなって動脈硬化になりやすくなるのです。
 
卵や牛乳をとっている方は比較的安全ですが、動物性食品を一切口にしない完全なベジタリアンとなると、正直、心配です。
 
動物性食品から良質なたんぱく質の補給があれば、免疫力もエネルギー代謝もよくなります。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
 
 
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