レンコン、ゴボウ、カボチャの食べすぎは、血管を傷つける

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レンコン、ゴボウ、カボチャの食べすぎは、血管を傷つける
 
栄養指導をしていると、たまにこんな悩みを打ち明けられる方がいらっしゃいます。
 
「私、野菜をよく食べているのですが、その割になぜか血糖値が高いのです」
 
こういう方のお話をよくうかがってみると、お好きな野菜にその原因があることがわかってきます。
多くの方が、レンコンやゴボウ、カボチャなどをお好みなのです。
 
これらの野菜は炭水化物(でんぷん)を多く含んでいます。
 
野菜であれば、何でもいくら食べてもカラダにいいと思われている方がとても多いのですが、やはり食べすぎには注意が必要なのです。
 
また、「いつも野菜を食べているのですが……」とおっしゃる方の中には、イモ類を野菜と勘違いされている方も多いですね。
 
実際、レンコン、ゴボウ、カボチャは、糖尿病の患者さんが正しい食事療法を身につけるために利用する「糖尿病交換表」では、ごはんやパンなどと同じ穀物類のグループに分類されています。
 
ちなみに、このグループには、イモ類、スイートコーン(缶詰)、ユリ根、栗、甘栗、ギンナングリーンピース、ソラ豆、小豆なども入っています。
これらはいずれも炭水化物が多い食品なので、主食と同じと考えたほうがいいでしょう。
 
炭水化物のとりすぎは、インスリンの分泌量を増やし、体脂肪を作りやすくします。
また、体内で炭水化物が分解されてできたブドウ糖たんぱく質と結合することで、カラダを老けさせるAGEsも増えてしまいます。
 
レンコンやゴボウ、いも類など、炭水化物が多いものをおかずとしてたくさん食べる場合は、そのぶん主食を減らすべきです。
 
たとえば、ジャガイモ()1コ(110g)食べるなら、それに相当するカロリー分のごはん50gを減らしましょう。
50gは、卵約1約コ分の重さです。
このように帳尻合わせをすることで、炭水化物のとりすぎを防止できます。
日常的に糖質をとりすぎて、血糖値を急上昇させることによって増えます。
つまり、血糖値と大きな関係にあります。
 
たんぱく質が糖化反応を起こすと、「AGEs」という物質が出てきます。
AGEsは、もともと食品に含まれている場合、加熱調理の際に生まれてくる場合、カラダの中で生まれてくる場合があります。
カラダの中で生まれてくる場合は、糖質を一度の食事でとりすぎたとき、血中に漂っている余分な糖質と体内のたんぱく質が結びつくことでできます。
このカラダの中で生まれたAGEsは、カラダにさまざまな悪影響を及ぼしているのです。
体内でてきたAGEsは、老化をはじめ、糖尿病の合併症や動脈硬化、肌のトラブルや骨粗しょう症、さらにアルツハイマー病など、いくつもの病気の発症に関係していることがわかってきました。
中でも問題が大きいのが、動脈硬化との関係です。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
 
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