サラダにかけるなら、オリーブ油そのままよりも、ドレッシングにしてから

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サラダにかけるなら、オリーブ油そのままよりも、ドレッシングにしてから
 
生野菜のサラダを食べるときは、オリーブ油などをかけて塩こしょうしていただいたり、ドレッシングやマヨネーズをかけていただくことが多いと思います。
 
オリーブ油、ドレッシング、マヨネーズに含まれる油は、1g当たり約9kcalあり、少量でもカロリーが高いためによく悪者扱いされてしまいます。でも、やみくもに油を敵視するのも考えものです。
サラダを食べるとき、適量の油をかけることで、カラダにプラスに働くことだってあるからです。
 
実際のところ、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどの脂溶性ビタミンは、油と一緒にいただいたほうが吸収がよくなります。
 
ビタミンAやビタミンEが、抗酸化作用を発揮してくれます。
ビタミンKは、ビタミンDとともに骨を強くしてくれるので、骨粗しょう症の予防に欠かせません。
 
そこで、サラダをいただく際の、ちょっとしたアドバイスをご紹介しておきましょう。
それは、オリーブ油などを直接かけるのではなく、ドレッシングやマヨネーズを利用すること。
そのほうが脂溶性ビタミンの吸収がよくなるという報告があるのです。
 
理由は、ドレッシングやマヨネーズが、乳化しているから。
 
乳化とは、水と油のように混ざり合わないふたつの液体の片方が微粒子となって、もう片方の液体の中に分散している状態のことをいいます。
乳化すると、油の粒が小さくなるため、これが結果的に脂溶性のビタミンの吸収をよくすると考えられています。
 
また、ホウレンソウなどの野菜に多く含まれる鉄は、酸味があるものと一緒にいただくことで吸収率が高まります。
その点からも、油と酢で作られるドレッシングやマヨネーズは、鉄の吸収効果も兼ね備えている優れた食品ということになります。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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