40歳からは突然死ケアが必要な理由

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40歳からは突然死ケアが必要な理由
 
血管力はいくつになっても若返りますが、体を老化させる悪い生活習慣からなるべく早く抜け出したいものです。
「何歳から、血管の老化に気をつけるべきですか?」
「いつ頃から、生活習慣を見直すべきですか?」
と聞かれれば、早いに越したことはないものの、強いて言えば、
40代が分かれ道です」
と、答えています。
 
理由はいくつかあって、まず、女性の場合、40代にもなると女性ホルモン「エストロゲン」の分泌能力が衰えはじめています。
血管が老化しないように守ってくれているエストロゲンが減ると、動脈硬化が進みやすくなるのです。
だから、40代が分かれ道。
 
一方、エストロゲンの恩恵を受けられない男性は、暴飲暴食、運動不足といった悪い生活習慣を続けていると、すでに20歳前後から動脈硬化が始まっています。
なかには、小学生のころからすでに血管の壁に脂肪などがついている子も。
 
通常、動脈硬化が始まってから血管事故を起こすまでには、1020年の開きがあります。
20代、30代から血管が硬く厚くなり、老いはじめているとすれば、40歳くらいになると、いつ血管事故を起こしてもおかしくないほど、りっぱな動脈硬化が完成してしまうわけです。
 
実際、脳内の細い動脈が切れて出血する「脳出血」、脳動脈にできたコブが破裂して脳とくも膜の間に出血する「くも膜下出血」が起こるのは、40代、50代がもっとも多いのです。
脳動脈が詰まる「脳梗塞」は、60代から増えます。
 
一方、心臓は、心臓に血液を供給する冠動脈が狭くなる「狭心症」と冠動脈がすっかり詰まってしまう、「心筋梗塞」が代表的で、どちらも30代から加齢とともに増え始め、男性では60代、女性では70代がピークです。
 
日本人の死因でもっとも多いのは、がんですが、2位が心疾患、3位が肺炎、4位が脳血管疾患、5位が老衰、6位が不慮の事故、7位が腎不全です。
全体のおよそ3割ががんでなくなるので、がんばかりが注目されがちですが、2位の心疾患、4位の脳血管疾患、7位の腎不全は、いずれも血管にかかわる病気。
血管の老化からはじまる突然死です。
 
また、突然死を免れても、血管事故の後遺症で寝たきりに……ということも。
 
寝たきりになる原因のおよそ4分の1脳卒中なのです。
2番目に多いのは認知症ですが、血管事故がきっかけで認知症を発症することも少なくありません。
 
人間の血管というのは、枝葉の部分にあたる毛細血管から先に老化が始まり、幹にあたる大動脈は50代、60代から急速に老化します。
幹の部分の老化が大きな血管事故につながるので、幹まで老化する前に若返りに励まなければなりません。
 
ちょうど人生の折り返し地点にあたる40代は、「若さの消費期限」でもあります。
まだまだ若いと思っているかもしれませんが、体内ではこわい老化がすでに始まっていると考えたほうがいいでしょう。
 
すでに40代をとっくにすぎている方は、今まで何も起こらなかったことに感謝しつつ、いますぐ血管力アップに励みましょう!
「人は血管から老化する より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
また、一般にビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
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