イライラ、ムカムカを抑えるコツ

イメージ 1
イライラ、ムカムカを抑えるコツ
 
物事がスケジュール通りにいかなくてイライラ、後輩の口のきき方にムカムカ、渋滞に巻き込まれた上、割り込まれてカッとなる――などなど、生活の中でイラッとするとき、ストレスを感じるときは誰しもありますね。
 
でも、イライラ、ムカムカ、カッカしたとき、私たちの血管には良くないことが起こっています。
特に、人への怒り、嫉妬などは交感神経を盛大に刺激し、コルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリンといった、いわゆるストレスホルモンを分泌して、血管を収縮させて血圧、心拍数を上げ、心臓に負担をかけてしまうのです。
 
こんな研究結果もあります。
ハーバード大学20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。
 
ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。
完全になくすということはできません。
避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りをいかに鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。
 
カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。
ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。
 
オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。
そのほか、次のような方法も試してみて、自分に合った「イライラを逃がす方法」を持っていると便利です。
 
・単純な手仕事に没頭する
・イラッとした内容を文字にする
・何も考えずに、早歩きとゆっくり歩きを繰り返す
・全身にぎゅっと力を入れてから、さっと脱力する
 
怒りで興奮しているときの体内は、タバコを同時に3本吸っているのと同じくらいのストレスがかかっています。
そう聞くと、怒るのがバカらしくなってきませんか?
「人は血管から老化する より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
 
 イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
 それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
また、ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!