腸のトラブルはダイエットの敵!

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腸のトラブルはダイエットの敵!
 
「摂取カロリーを減らしているのに、全然やせない……」
 
という女性は、大勢いらっしゃると思いますが、このような方も腸のトラブル、副腎疲労を疑ってかかった方がいいでしょう。
 
たとえば、1日1000キロカロリーしか摂っていないのに、まったくやせない人の体で何が起こっているのかといえば、それはコルチゾールの過剰分泌が間違いなく起こっています。
 
副腎疲労の人は、とても血糖値が下がりやすいのですが、血糖値が下がるたびにコルチゾールがピュッと出てそれを上げる。
でも、またすぐに下がって、さらにコルチゾールが……というアップダウンをくり返します。
 
このとき、体は究極の生命危機である「飢餓状態」を想定した、対応の準備に入ってしまいます。
ためられるだけ脂肪を蓄えて、
「食べなくても平気ですよ!」
 
という状況に、体をシフトチェンジしているのです。
しかし、当然副腎には多大な負担がかかりますので、副腎疲労はどんどん進行します。
 
学生時代は甘いパンが大好きで、13食をすべてメロンパン1個ずつで暮らしていたことがあります。
体重を気にしながら、甘いパンを食べるので、とにかくカロリーだけは少なくしようと、1900キロカロリーで生活していたのですが、体はやせるどころか、どんどん太っていきました。
 
あのままの生活を続けていたら、どんなに腸をボロボロにして、副腎を傷つけていただろうと背筋がひやりとします。
 
摂取カロリーが少ないのにやせないというのは、飢餓状態への対応にシフトした体が、とにかく脂肪分をすべて吸収して備えている状態にあるからです。
 
太りやすい体質も、ダイエットでやせない体も、まずは腸の状態を見直して、その改善からはじめることが大切です。
 
初診時に太っていても、数ヵ月後に副腎疲労が回復すると、それこそストンとやせる方ばかりです。
副腎をケアして健康になり、スリムなボディで美しくなれれば、一石二鳥ではないでしょうか。
「自分で治す! 副腎疲労 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
 
また、現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
 ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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