便秘・下痢・胃炎が先か? 副腎疲労が先か?
便秘と下痢、それに胃炎との副腎疲労の関係性については、「鶏が先か、卵が先か」という感じで、どちらが原因でどちらが結果なのかは、定かではありません。
しかし、それはどちらもあり得るという意味で、便秘・下痢・胃炎が副腎疲労の引き金になる可能性はあるといってよいでしょう。
つまり、慢性的な便秘や下痢、胃炎が続く場合は、腸のトラブルと副腎疲労に目を向けてみるのは賢明だと思います。
また両方あるということは、「便秘・下痢・胃炎→消化・吸収のトラブル→副腎疲労→消化・吸収のトラブル→便秘・下痢・胃炎がさらに悪化→……」ということも、十分起こり得ると考えられますので、腸のマネジメントにはじまる生活習慣の見直しは、やはり有効と考えます。
胃炎と副腎疲労の関係については、薬の関係も考えられます。
たとえば、胃炎のときに胃薬を飲むことで、ビタミンBの吸収が悪くなり、さまざまな粘膜に障害が出ることがあります。
その結果、目の粘膜への影響でドライアイになったり、唾液が出にくくなったりします。
さらに腸の粘膜も傷つくことで、副腎疲労の原因にもなるのです。
人間の体は、単純なものではありませんので、まだまだわからないこともあるのが現実ですが、便秘と下痢、胃炎が長期化する場合には、腸と副腎の状態を疑ってみて損はないでしょう。
「自分で治す! 副腎疲労 より」
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それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
また、現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
また、高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
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