ところで最近は、「デトックス」という言葉を耳にするようになりました。
デトックスとは、解毒の意味を持つ「detoxification」の略語で、「体に溜まった毒素や老廃物を排出させること」を指しています。
体に溜まった老廃物といえば、その代表格は便でしょう。
「何を食べれば便秘の解消ができるか」――そんなことばかり考えていても、肝心の心はどんどん置き去りになっていくでしょう。
これは、巷の食事健康法に関しても同じことがいえます。
「何を食べれば健康になれるか」ではなく、「その食事を取り入れることで心がどう変化したか」のほうがはるかに重要。
そうした視点を持たなければ、うまくいく人といかない人の差は、いつまで経っても見えてこないでしょう。
何かを出すということは、要するに「人生の棚卸し」の一部なのです。
倉庫に溜まったまま、ほこりをかぶっていた在庫品を処分する。
それを、シンプルに「整理整頓」という言葉と重ね合わせています。
一流と呼べる外科医の先生は、この整理整頓を徹底しています。
研究室のデスクも、資料の収まった棚も、みな見事なくらいに整理され、必要なものがすぐに取り出せるようになっています。
手術室にしても、一本のメスに至るまで、器具がきちんと整理されていて、つねに臨戦態勢です。
デスクの上にいろいろ資料が散乱していて、どこに何があるかわからなければ、必要な情報を取り出すどころではありません。
「あの資料はどこにあったのかな？」と探すだけで、余分に時間がかかってしまいます。
これも一種の便秘のようなものです。
こうした状況が続くようでは、仕事の能率は落ち、心もむくんでしまいます。
お気づきかもしれませんが、このような形の便秘を取り除くことも、デトックスなのです。
整理整頓もデトックス。
一時が万事、すべてがつながっていると考えてください。
休みの日に部屋の掃除をしたり、普段あまり手をつけないクローゼットや靴箱の片づけにトライしたりするのもいいかもしれません。
大事なのは、心がスッキリすること。
それが交感神経の緊張をゆるめ、結果として腸のむくみを取ることにつながっていきます。
そんな思いがけない形で、便秘が解消されることもあるのです。
あるいは、心のなかに溜まった思いを吐き出すこともデトックスです。
信頼できる人に相談をしたり、手紙を書いたりするのもいいでしょう。
人間関係でいえば、執着しない、去る者を追わない、そんなこともデトックスになり、人間のむくみがどんどん解消されていくはずです。
「人生を決めるのは脳が1割、腸が9割！ より」
＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊＋＊
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
一般にビタミンＢ群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
また、現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンＢ12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンＢ12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
ビタミンＢ12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています！
