ドロドロの血液が流れると血管も傷む

イメージ 1
ドロドロの血液が流れると血管も傷む
 
 血液の状態はよく「ドロドロ」「サラサラ」などと表現されます。
 
もちろん、血液はサラサラと流れていたほうがいいに決まっています。
ドロドロだと流れが悪くなるし、血管にも大きな負担がかかることはイメージできるはずです。
 
たとえば、ゴムホースの中にきれいな水を流せば、勢いよく流れます。
しかし、脂の混じったドロドロの水を流したら、どうでしょうか。
 
初めはながれるでしょうが、そのうちに、ホースの内側に脂がへばりつき、徐々に流れも悪くなります。
ホース自体も傷んでくるでしょう。
 
実際、血漿の中に脂肪が多くなると、白く濁ってくるのがわかります。
健康な血液は、透き通ってサラサラしているように見えます。
動物性脂肪を多く含んだ食事は、血液中に脂肪を増やします。
 
血液には「流れている間は固まらない」という特性があるのですが、淀むと固まりやすくなります。
血栓ができやすくなるのです。
 
血液中の塩分濃度が濃くなり、本来ろ過されて尿として排出されるべきものが、体に残ってしまう。
こうなると、体の中をめぐる血液の総量が増えてしまいます。
血液の量が増えれば、血管にかかる圧力は高まり、血管に大きな負担がかかります。
 
高塩分の食事が高血圧を引き起こして血管を傷めるというのには、このような理由があるのです。
脳卒中にならない、負けない生き方 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!