趣味は、「三日坊主」も役に立つ

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趣味は、「三日坊主」も役に立つ
 
趣味は、けっして「真面目」に考える必要はありません。
気軽に始めてみて、おもしろそうなら続ければいいし、自分に合わないと思えば撤退すればいい。
概して日本人は真面目なので、ひとたび始めると“苦行”のように無理に続けようとする方もいます。
その精神は立派ですが、かえってストレスを溜めるだけで、いいとは言えません。
 
それよりも、三日坊主で投げ出してもいいので、いろいろ試してみることをおすすめします。
基準は「楽しそうかどうか」だけ。
さほどお金をかけなくても、楽しめるものはいろいろあります。
フットワークを軽くしておけば、そのうちきっと自分に合うものが見つかると思います。
 
また投げ出した経験すらも、そのうちどこかで役立つものです。
若干のお金はムダになるかもしれませんが、「まったく知らない」より「あれはつまらなかった(難しかった)」と知ること自体、たいへんな社会勉強ではないでしょうか。
いつかその趣味を楽しんでいる人と出会えば、話のネタにもなります。
なぜ自分は挫折したのか、その人はどうやって乗り越えたのかといった話は、興味が尽きないはずです。
経験がゼロだと、こうはなりません。
 
だいたいどんな世界にしろ、深く知ったり上達したりするには、共通するスキルのようなものが存在します。
「定番」と呼ばれる入門書があり、「達人」と呼ばれる上位者がいて、似たようなスキルを踏みながらその世界にハマっていくわけです。
 
だから一つの趣味で挫折したとしても、その経験は次の趣味で少なからず活かせるものです。
こうして“ストラテジー(戦略)”を磨くことで、さらに趣味を増やすことにもつながると思います。
 
実際、何かの道を極めた人ほど、他の分野にも造詣が深かったり、好奇心旺盛だったりします。
上達の道を知っているからこそ、それを他の分野にも応用して、より守備範囲を広げているのでしょう。
 
あるいは何かの趣味を継続するにしても、「将来の定年後のために」「脳を鍛えるために」といった理由で自分にノルマを課したりするのは本末転倒です。
あくまでも「楽しみたい」「やりたい」という気持に素直に従うのが原則。
本当に好きな趣味なら、多少忙しくても眠くても、無条件でやるものです。
疎遠になったとすれば、そもそも自分に合っていなかったと割り切ったほうがいいと思います。
 
そしてもう一点、「趣味でコミュニケーションの幅が広がる」、これは「理想形」であって「義務」ではありません。
一人でこっそり始め、本やネット等を通じて独学で知識や情報を仕入れるのも、立派な趣味の楽しみ方です。
 
例えば同好会などに加わって仲良くしなければならない、などと考えると、それだけで気が重くなる人もいるでしょう。
とりあえず一人で楽しめばいい、というくらいでいいのです。
 
もっとも、その世界にハマればハマるほど、もっと上をいく人の話を聞いてみたいとか、ワザを教えてもらいたいとか、楽しさを同好者と共有したいなどと思うようになるものです。
それによって、結局は自然に誰かと触れ合うのではないでしょうか。
いずれにせよ、最初からあまりコミュニケーションを意識する必要はないと思います。
「本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣 より」
 
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
 ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
もしビタミンB群のビタミンB12や葉酸があれば、ホモシステインは分解されます。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
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