余分三兄弟をできるだけとらない

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余分三兄弟をできるだけとらない
 
脂肪(分)、糖分、塩分。
これを余分三兄弟と呼ぶのだそうです。
テレビのコマーシャルに登場しましたが、なかなかいいネーミングだと思います。
 
コマーシャルでは、糖分は甘いものというイメージですが、甘いものだけでなく、糖質といわれるものも含まれます。
脂肪はもちろん脂肪分、塩分は塩です。
それぞれ必要なものですが、とりすぎはよくありません。
余分にとってはいけないという意味合いで名付けた、その発想には、大いに賛同します。
 
しかし、余分にとってはいけないといわれても、余分というのはどのくらいなのか、それがよくわかりません。
糖分に関しては、甘いものに限ったらいかがでしょう。
コーヒーや紅茶には砂糖を入れない、甘いものはできるだけ口にしない。
こうするだけでもずいぶんと違います。
アメリカでがんを予防するために行なわれた国民運動の中でも、砂糖はできるだけとらないようにしましょう、としています。
 
脂肪分は、食材を通して自然と入ってきます。
脂のところをできるだけカットするというのはどうでしょう。
見た目で脂のところをカットしただけでは脂分は残っていますが、そのくらいの量はとってもいいでしょう。
 
いちばん問題になるのが塩分です。
日本人は塩分をとりすぎています。
現在、わたしたちがどのくらいの塩分をとっているかというと、おおよそ11g(1日の量)。
かつて、1970年代は17gもとっていましたが、徐々に減ってきて、1980年代の後半から11g台になり、2000年を過ぎて11gも前半の量になってきました。
現在は10.9g。
このあたりをうろうろしています。
 
もっと減っていくかと思われましたが、コンビニ食やお弁当などが普及するにしたがい、減少もわずかになっています。
 
厚生労働省は、10g以下にしたほうがいいと指導していますが、WHOは理想の塩分量を5~6gとしています。
厚生労働省の指導では十分ではないとして、WHO並みに指導している専門医もいます。
 
塩分はできるだけ控えたほうがいいでしょう。
塩分を減らす方法は、出汁をしっかりとる、レモンなどの柑橘系の調味料を使う、
醤油は使わない、ラーメンなどの汁は飲まない、味付けがしっかりしている、味が濃いと思うものはたくさん食べないことです。
少しで満足しましょう。
 
何より塩分を少なくしていくと、素材の味がわかってきます。
素材の味がわからないくらい濃い味付けはできるだけ避けたいものです。
「100歳までボケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
それぞれの栄養素のよい点を最大限に引き出すためには、多種類の栄養素をバランスよく摂取することが非常に重要です。
そのためには、食品を組み合わせて食べることが一番の早道。
ひとつの食品には多くの栄養素が含まれるので、組み合わせる食品の数を増やせば増やすほど、一度に多種類の栄養素をとることができます。
食事のバランスは効率のよい栄養素の摂取に直結しているのです。
 
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12は主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
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