ウォーキングで若返り、マラソンで老ける

イメージ 1
ウォーキングで若返り、マラソンで老ける
 
運動の中でも、毛細血管を増やす効果がいちばん高いのは有酸素運動です。
有酸素運動で鍛えられるのは持久力に関係する“赤筋(遅筋)”です赤筋は毛細血管が多く、有酸素運動を行うと、酸素や栄養を補おうとして新しい毛細血管を生み出していくのです。
 
ただし、ラソンのような激しい有酸素運動は、フリーラジカルを生み出してしまい逆効果
近年のマラソンブームで、中高年のフルマラソン参加者も増えていますが、体に故障を起こし、かえって老け込む人も少なくありません。
くれぐれも無理は禁物です。
 
おすすめはウォーキングです。
成人男性では1日9000~1万歩、成人女性では1日7000~8000歩ぐらい歩けば、加齢による筋肉量の低下を逸脱できるといわれています。
それだけ歩くとなると1.5時間ほどかかります。
日常生活でなるべく歩くことを心がけ、不足分を有酸素運動としてのウォーキングで補うのが懸命です。
 
一般的には、日常で歩いている歩数は1日3000~5000歩くらいですから、毎日4000~5000歩はプラスαで歩いてほしいものです。
 
ウォーキングをすると、脂肪細胞から脂肪を分解してエネルギーとして使い始め、30分後には全身の脂肪が燃焼され始めるので、ダイエット効果を期待するなら30分以上歩いてください。
 
毎日わざわざ歩きにいくというのがどうも…という人は、外出した際に、自宅のある最寄り駅やバス停のひとつ、ふたつ前で降りて歩くのもOKです。
 
歩き方のコツは1・2、1・2、とリズミカルに歩くことです。
通学、通勤や普段の歩行時も、ただ漫然と歩くのではなくてリズミカルに歩くと、それだけで運動効果が高まり気持ちも上がります。
リズム運動はセロトニンを活性化します。
メラトニンの原料であり、ハッピーホルモンであるので、心を安定させ、安眠につながります。
 
さらに、ゆっくり歩きながら、手足の筋肉や関節の動き、地面に足が接触する感覚に注意を払い、「今、歩いていることだけ」を意識するウォーキング法もあります。
これは「ムーブメント瞑想」と呼ばれ、副交感神経を優位にし、脳の疲れをとります
 
ウォーキングの前後には、必ずコップ一杯の水を飲んでください。
スポーツドリンクは糖分が多いので、ミネラルウォーターがおすすめです。
「「毛細血管」は増やすが勝ち! より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
 
B1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
 
ビタミンB12について?
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!