免疫力を高め、活性酸素を除去するホルモン

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免疫力を高め、活性酸素を除去するホルモン
老化や病気の原因となるフリーラジカルの天敵がいた!
 
睡眠中は免疫機能の向上や、それに伴う病原体(ウィルスや細菌・がん細胞など)の退治なども体内で行なわれていますが、そこで活躍するのも成長ホルモン、そしてメラトニンなのです。
 
メラトニンはさまざまな優れた機能を有しますが、まずは、よい睡眠を私たちにもたらしてくれる、睡眠ホルモンとしての機能があります。
 
昨日まで具合が悪かったけれど、寝たら嘘みたいに治った、高熱が続いていたが朝になったら平熱に下がった、これらは免疫力が向上してウィルスを撃退した結果ですが、メラトニンにはその免疫力を高める機能もあります。
 
また、メラトニンは、「フリーラジカル」を除去して回る貴重なホルモンでもあるのです。
 
フリーラジカルというのは「体をさびつかせる存在」だとイメージしてください。
 
細菌の中でエネルギーが産生される時に出てしまう物質であり、肌のシミやそばかすの原因となる活性酸素も、このフリーラジカルの一つです。
 
厄介なことに、ストレスが大きくなるとフリーラジカルはどんどん増えます。
 
フリーラジカルが増えると、なぜ厄介なのでしょうか?
 
それはフリーラジカルが「老化や多くの病気の原因」となるからです。
 
私たちが悩んでいる多くの病気の原因にはフリーラジカルが関係しています。
 
がん、心筋梗塞、糖尿病、高血圧、脳卒中、腎不全、胃潰瘍など、さまざまな病気に関わるフリーラジカルですが、彼らの天敵こそが、ホルモンのメラトニンなのです。
 
メラトニンフリーラジカルを発見すると、すぐさまくっついて無害化します。
老化の主たる原因とも言われる悪名高きフリーラジカルですが、これを退治するためにも十分な睡眠が必要だと言えるのです。
 
ちなみにメラトニンには精神安定作用もあります。
 
食事と運動にいくら気をつけても睡眠を軽視してしまうと、成長ホルモン、メラトニンという二つのアンチエイジング・ホルモンの働きが低下してしまうばかりか、心の安寧も得られないことになります。
 
ちなみに成長ホルモンとメラトニンは重要な位置づけのホルモンでもありますので、以後、繰り返し登場することになるでしょう。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
 
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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12について?
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