ストレスはホルモン分泌最大の敵

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ストレスはホルモン分泌最大の敵
 
男性ホルモンの代表格であるテストステロンが増えすぎると、体毛が増える、筋肉質になる、そういう身体面での変化が出ます。
性格面ではリーダーシップに走ります。
心身ともにマッチョになる感じです。
 
テストステロンが低い男性は、見た目も性格面でも女性的で柔らかくなります。
これはエストロゲンが少しずつ増えている状態です。
どことなく中性的にも見えます。
 
じつは、男性も女性ホルモンを持っているし、女性も男性ホルモンを持っています。
 
男性にもエストロゲンがあり、それはテストステロンを元につくられます。
女性にもテストステロンがあると言いましたが、それが前面に出ると「肉食系女子」のようないわゆる男性的な性質に変化します。
 
とくに閉経後、テストステロンが優位になると女性は急速に男性化します。
 
ストレスでテストステロンが増える場合もありますが、そこで髭が生えたりする状況は、交感神経が過剰な証拠です。
会社でバリバリやって出世することはいいのですが、ストレスがどんどん増えると、結果としてテストステロンが優位となってしまいます。
 
それは経年変化によってエストロゲンが減るという状況が関係します。
 
エストロゲンを増やすための習慣には、大きく分けると次の二つがあります。
 
1. 食べ物や食生活を、全般的に見直すこと
2. 女性的な感情、恋愛感情を持つこと
 
エストロゲンの減少を抑えることができると、男性化の主たる原因であるテストステロンを相対的に下げることに役立ちます。
 
どちらも、やりすぎると意味がありません。
大豆がいいからと食生活全般が大豆化してもほかの多くの栄養素がとれません。
また、気持ちが焦れば焦るほど、ストレスが溜まりますので、ホルモン分泌によくありません。
 
ちなみに2.は「女性的な感情」と書きましたが、これはエストロゲンが減る状況に即した表現であり、テストステロンが減る男性向けに書くとすれば「男性的な感情」となります。
 
テストステロンが減ると、やる気の減退、不眠、イライラに加えて、男性更年期に特有の腰痛、肩こり、耳鳴り、ほてりなどが症状として出ます。
 
ちなみに、テストステロンなど男性ホルモンを増やすために有効な栄養素は、ビタミンやミネラルなどの必須栄養素です。
何でも「まんべんなく」食べることで男性ホルモンは補充されます。
 
さらに男性ホルモンは恋愛という場面だけでなく、緊張状態、つまり何らかの感情の変化で分泌が促進されます。
 
強烈な緊張感は逆にストレスが生まれるのでダメですが、例えばミステリー小説を読むとか、アクション映画を観るとか、遊園地でアトラクションを体験するとか、心を動かされるドラマを観るとか、何かについて考え込むとか、こういう適度な緊張感を経験するのは有効です。
 
ホルモンは私たちの内側で、私たちが知らないうちに体をメンテナンスしてくれます。
でもそれは、私たちがホルモンにとって適切な環境を整えてあげた時に初めて実行されることです。
私たちに今すぐできること、それはホルモンが体のメンテナンスをしやすいように、いつもの生活習慣を一つずつ見直すことなのです。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
 
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
 
根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
ビタミンB12、葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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