ポジティブ思考がホルモン・バランスをアップする

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ポジティブ思考がホルモン・バランスをアップする
 
ホルモン・バランスを向上させるコツは、何でしょうか?
 
まずは、「一日のリズムをきっちりすること」です。
 
多くのホルモンは体内時計のリズムで分泌量、分泌のリズムが変わります。
生活が荒れて夜更かしが続くとか、食事も1食か2食しかとらない、逆に四六時中食べてばかりいる人はリズムが崩れ、ホルモン的なリズムもなくなります。
 
毎日、必ず同じ時間に起きる、あるいは寝る。
バランスのよい内容で3食とる。
適度な運動をする。
このように規則正しい生活で体内リズムをつくれる人は、ホルモンがしかるべき時間に働きやすい体内環境をつくれる人です。
完璧に規則正しい生活をすることは難しいと思いますが、すぐできることもあると思います。
ぜひ、できることから始めてみてください。
 
そして、感情や思考を良い方向に持っていくことがとても大切になります。
 
そこにはネガティブとか、ポジティブという感情や思考の方向性も関係します。
 
オキシトシンというホルモンがあります。
 
オキシトシンは「コミュニケーション・ホルモン」とか、「愛情ホルモン」などと言われます。
例えばオキシトシンが潤沢に出るような生活スタイルをしていると、社交的・積極的になります。
社会に対してプラスに関わるようになるわけです。
また、幸福感が得られるようになり、ストレスによって生まれるイライラした気持ちも少なくなります。
 
ネガティブ思考をどうとらえるかにもよりますが、物事をマイナスに考えると心に負担をかけることになります。
それは結果的に交感神経をアップさせることになりますので、ストレス系のホルモンを上げます。
オキシトシンなどコミュニケーション・ホルモンとは逆のほうに働くわけです。
 
ストレス系のホルモンが増えると幸福系ホルモンや快楽系ホルモンが抑制されるので、体全体としてマイナス方向へと働きます。
 
逆に物事をポジティブに考えられるような人は、セロトニンなどの幸福系のホルモンが増え、ストレスも抑えられます。
それが素直な親切心をもたらし、全体がよい方向にシフトしていきます。
また、コルチゾールが適度に出ることでフリーラジカルも抑えられるので、体にとってはマイナス要因が下がり、ホルモン効率がアップします。
 
ネガティブ思考な人は、まさに「ホルモンのムダ遣い名人」です。
 
何かで悩み、強いストレスがかかり続けるとコルチゾールが大量に出ます。
適度に出る分にはいいのですが、コルチゾールが大量に出ると逆に血糖値があがり、免疫力を下げてしまい、結果としてDHEA系に負担がかかり、DHEAの分泌を邪魔します。
これはホルモンを浪費する仕組みです。
 
DHEAは重要なアンチエイジング・ホルモンであり、老化防止で若さを保つ重要なホルモンですが、同時に50種類以上の性ホルモンの生産発信基地でもあります。
DHEAを浪費せず、大切に働かせることが大切です。
日米の研究成果ではDHEAが高いほど寿命が長いという統計があります。
 
ネガティブに考えないということは、若さを保つために重要なホルモンを大切に使うことでもあるのです。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
 
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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12は胃液からつくられる糖タンパクと結合して吸収されます。
この糖タンパクが内因子と呼ばれるものですが、胃の病気、胃粘膜に障害がある人は内因子がつくられず、ビタミンB12が吸収されなくなります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
また、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
ビタミンB12について?
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