笑うことで分泌が増えるホルモン

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笑うことで分泌が増えるホルモン
遊園地やカラオケはホルモン分泌を促進する
 
遊園地もアドレナリンやノルアドレナリンを出す、絶好の場です。
 
中高年層になると子どもの連れくらいでしか行かなくなる人も多いと思いますが、子どもが一緒でもいいし、もちろん大人同士でもいいので、遊園地ではしゃいでください。
 
刺激的な状況、快感を覚える状況、危険を覚える状況、そういうシチュエーションが満載ですから、ホルモンがたくさん出ること間違いなしです。
 
そこで重要なのが「笑い」です。
 
笑いは怒り以上に、ホルモン分泌に多大な貢献をします。
 
楽しい場で笑えると、多数のホルモンの分泌に勢いが出ます
 
ちょっとイメージしてみてください。
気のおけない仲間と楽しく笑い合っている状況と、逆に腹立たしい相手と言い争いをしている状況、どちらが心地よいかは、あえて聞くまでもありませんね。
 
笑い合っている状況では、とくに癒しや多幸感をもたらしてくれる、β-エンドルフィンというホルモンの分泌効率が高まります。
 
このβ-エンドリフィンには「脳内モルヒネ」という異名もあります。
ランナーズハイを起こすホルモンでもあるからです。
私たちの感情から苦痛を取り除いてくれる役割もあるわけです。
笑いは自律神経のバランスを整え、免疫系を活性化する効果もあり、いいこと尽くめといえます。
 
それと同じように、脳内麻薬の一種として認知されているホルモンに、アセチルコリンがあります。
アセチルコリンは副交感神経を働かせて全身をゆるめる働きがあると同時に、運動神経(交感神経)に刺激を伝達する働きもあります。
学習や記憶に関連するホルモンとしても注目されています。
 
割と気軽に行ける場所で、ホルモンの分泌効率を上げることのできる状況としては、例えばカラオケとか映画館なども有効利用ができます
 
カラオケは大きな声を出せる上に日ごろのストレスを吐き出せます。
でも楽しいからといってあまりにも歌い続けると、逆に疲弊してドーパミンが過剰となり、ギャンブル依存症と同じくメンタル面で支障をきたす可能性もあります。
映画も自分が心から楽しめるものであればホルモン分泌には有効ですが、観劇後に恐怖感を覚えるといった状況では、プラスの効果は望めないでしょう。
 
また、適度にゾクゾクする、涙を流すという状況も、ホルモン分泌では有効です。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
 
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物忘れとは、脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。
脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。
40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。
 
物忘れに関して脳の機能を活性化する重要な栄養素がビタミンB12です。
脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。
死滅した神経細胞は2度と再生されず物忘れもひどくなります。
しかし、死滅した神経細胞は元に戻らなくとも、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。
物忘れに関する神経伝達物質の中で記憶と学習にかかわっているのはアセチルコリンで、このアセチルコリンはコリンと酵素を原料にしてつくられています。
ビタミンB12は、アセチルコリンを活性化して神経伝達をスムーズに行う働きをもっています。
また、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
レシチンは、とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
「脳の栄養素」と呼ばれるレシチンを多く含んでいる食品の代表は「卵黄」です。
 
ビタミンB12について?
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