血管デトックスにはミネラルが欠かせない

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血管デトックスにはミネラルが欠かせない 
 
ミネラルは直接血管デトックスにも役立ちます。
 
とくに、カルシウムとマグネシウムです。
 
ミネラルと硬化した血管は、どんな関係になっているのでしょうか?
 
硬化した血管の多くには、血管を硬くする原因のひとつ、骨の成分でもあるカルシウムがくっついています。
もちろん硬化の原因はこれだけではりませんが、なぜ血管のカルシウムが沈着してしまうのでしょうか?
 
体内のカルシウムが多すぎるからでしょうか?
 
これはまったく逆なのです。
実は、体内のカルシウムが足りなければ足りないほど、骨が勝手に溶け出してしまうのです。
これはカルシウムパラドックスと呼ばれています。
 
血液中のカルシウムが少ないと、骨からカルシウムが血液中に流れ出し、カラダは血液中のカルシウム濃度を一定に保とうとします。
 
しかし、歯止めがきかず、血液中のカルシウムが逆に増えていきます。
 
そして膨れ上がった血液中のカルシウムは、血管などにくっついてしまう。
これを異所性石灰化と呼びます。
その結果として、血管はかたくなってしまうのです。
 
カルシウムが足りないと、血管にカルシウムがつきやすいのです。
 
だったら、カルシウムを補充してあげる必要があります。
 
カルシウムを補充することで、血管にあるカルシウムをきちんと骨に戻してあげるのです。
 
しかし、体内のミネラルは絶妙なバランスで成り立っています。
カルシウムだけ補充してもうまくいきません。
とくに、マグネシウムは非常に強い血管拡張効果を持っています。
カルシウムのブラザーミネラルと言われ、カルシウムを的確に働かせてくれる効果があります。
また、亜鉛は細胞の酵素活性を高めてくれる働きがあり、これも血管デトックスには有効です。
 
これらミネラルを、バランスよく摂取するということが必要です。
 
血管のカルシウムを取り除く方法は、もうひとつあります。
これはキレーションと呼ばれる方法で、点滴で血管についたカルシウムをはがし取る画期的な方法です。
 
実際に、心臓血管病の方でこの点滴を行った人は、血管病の再発が少なかったという論文が最近発表されています。(JAMA.2013 Mar 27;309(12):1241-50)
 
限られた病院でしかできない特殊な治療です。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12について?
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