ヨウ素で認知症を防げ!

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ヨウ素認知症を防げ!
 
さて、認知症になる原因はいろいろとありますが、甲状腺ホルモンの異常もその一つです。
女性に多い甲状腺の病気は、大きく分けて二つあります。
 
一つはバセドウ病など甲状腺機能亢進症で、甲状腺ホルモンが多くなることで発症します。
もう一つは甲状腺機能低下症で、逆に甲状腺ホルモンが少なくなることで発症します。
そして後者では、認知症のリスクが高まることが明からなっています。
 
重要なのは、甲状腺ホルモンの数値が正常値の範囲内でも、下限だと認知症になりやすくなるということです。
 
認知症を引き起こす原因にならないよう、甲状腺を正常に保つには、食事からヨウ素をきちんと摂取することが重要。
ヨウ素は海藻類に多く含まれているため、食事の際にはなるべく加えるように心がけてください。
 
海藻類のなかでもヨウ素を特に多く含む食材は、以下の四つです。
 
1 海苔:海苔はヨウ素が豊富なだけでなく、タンパク質も多く摂取でき、100グラムあたりの海苔には、牛乳の約12倍、鶏卵の約3倍の量のタンパク質が含まれています。ビタミンAやB1、アスパラギン酸など豊富です。
 
2 ワカメヨウ素に加えてカルシウムやカリウム、ビタミンAとK、そして亜鉛などのミネラルが含まれているのがワカメです。水溶性の食物繊維アルギン酸や、多糖類の一つであるフコイダンも摂取できるため、脳だけでなく腸内環境も改善し、内臓を健康にしてくれます。
 
3 ヒジキ:ヒジキというと鉄分が豊富なイメージですが、ヨウ素も多く含まれています。また、中性脂肪を減らす効果があるタンニンというポリフェノールも摂取できます。
 
4 メカブメカブはワカメの根っこの部分ですが、ワカメと同様にヨウ素が豊富で、フコイダンやアルギン酸はワカメより多く含まれています。
50歳を超えても脳が若返る生き方 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。
 
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。
このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。
「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。
 
ビタミンB12について?
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