「ありがとう」を言葉に出す

「ありがとう」を言葉に出す

 

「生かされている」ということに感謝するのはもとより、自分を支えてくれている人に「ありがとう」ということを、決しておろそかにしてはいけません。

 

家庭のある男性の場合、奥さんが家事をしてくれることが多いかもしれません。

ごはんを作ってくれたら「ありがとう」、シャツを選択してくれたら「ありがとう」、育児がんばってくれていたら「ありがとう」、すべて言葉に出すのです。

 

結婚したてで、まだ自律神経の研究を始めていないころは、心ない言い方によってお互いの自律神経を乱していたと反省しています。

 

たとえば、妻が料理を作ってくれても特に感謝やお礼も言わず、私は食後にテレビを見るのが日課でした。

妻も仕事でクタクタなのに、料理を作り、そして休むことなく洗いものをしている。

ところが私はと言うと、食べっぱなしで、一生懸命家事をする妻を横目にテレビを見ている。

妻は当然、機嫌が悪くなります。

妻が、「ちょっとは手伝ってよ」などと言っても、「もうすぐやるよ」と言って逃げていました。

夫婦の間では、よくあるやりとりかもしれませんが、自律神経の研究を重ねた今となっては、非常によくないやりとりだったと反省しています。

 

こんなやりとりでは、お互いの気分が悪くなるのは当然です。

愚痴を言った妻も、カチンときて言い返した私も、その瞬間、自律神経が一気に乱れてしまいます。

そして、その乱れを引きずったまま就寝を迎え、深い眠りに就けず、体調を崩すことにつながります。

場合によっては、離婚に至るケースもあるかもしれません。

 

しかし、今の私は違います。

家事をしてくれる妻には、「ありがとう」を伝え、何かを求められたときには、即座に応じています。

テレビなんて、録画しておいて後で見ればいいのです。

こうすることで、お互いの自律神経は整い、夫婦円満にもひと役買います。

 

 

空を見る

 

忙しい日々においては、なかなか、天気のよさや頬をかすめる風の心地よさ、道端に咲いている花の香りや色彩を意識することはありません。

 

しかし、こうしたものに意識を向けると、「風が気持ちいいな」「こんなところに花が咲いていたのか」など、自然を感じることができます。

視覚、聴覚、嗅覚を意識すると副交感神経がぐっと上がり、自律神経のバランスが整います。

これだけで血流はどんどんよくなり、いつなん時でも正しい言い方ができるようになります。

 

空を見るタイミングとしては、通勤中や外回り中など、歩きながらが多くなると思います。

実は、歩き方も自律神経に大きく影響を与えます。

歩き方を見ると、その人の自律神経のバランスがわかると言っても過言ではありません。

 

ダメな歩き方は、うつむいて、背中を丸めて歩くこと。

こうすると、気道が狭まり、呼吸が浅くなり、血流も滞って、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

 

正しい歩き方は、背筋を伸ばして、肩の力を抜き、頭の中心が空から引っ張られているようなイメージで首を伸ばし、おへそから前に出るつもりで、ゆっくり歩くこと。

そうすれば、気道がまっすぐになり、呼吸も自然と深くなり、気持ちが落ち着いて、自律神経のバランスも整ってきます。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/

 

朝起きたら感謝する

朝起きたら感謝する

 

朝、目覚めた時、どんなことが頭を巡りますか?

「今日はやることが多くて忙しい」「もう少し寝ていたい」など、ネガティブなことが多いかもしれません。

しかし、朝、目が覚めるのはとても幸せなことです。

心筋梗塞狭心症などの突然死は、実は就寝中が最も多く、いつも通り朝を迎えられない人が少なからず存在します。

ですから、目が覚めて、今日という一日をまた過ごせるのは非常に恵まれたことなのです。

そのことを心に留めながら、朝はこんな言葉を口に出してみてください。

 

「今日も無事に朝を迎えることができました。ありがとうございます」

 

スピリチュアルな感じがして、ばかげていると思われるかもしれませんが、案外こういうことは大切です。

当たり前のことを当たり前と思わず、感謝する

なぜなら、それらは決して当たり前のことではないからです。

 

夜寝るときも、「今日も一日無事に終えることができました。ありがとうございます」と感謝します。

自分は「生きている」のではなく「生かされている」という意識を持てば、感謝の気持ちは自ずと芽生えてくるはずです。

 

先日、東大医学部救急医学分野の教授と食事をした際、びっくりすることがありました。

店を出るとき、教授がシェフに対して実に深々と頭を下げたのです。

一般的には、「ごちそうさま~」という感じで軽く会釈する程度だと思うのですが、教授は違います。

両手を体の横にぴったりつけて、斜め45度に上体を折り、「今日は本当にごちそうさまでした」と2~3秒間お辞儀をしたのです。

まさに、「気をつけ!礼!」の「礼!」ポーズです。

この人は本当にすごい人だと、心から思いました。

 

教授は救急医学分野がご専門で、「死」や「生きる」ということに敏感なため、やはりご自身も「生かされている」という意識をお持ちなのだと思います。

ですから、誰に対しても感謝の気持ちを忘れないのでしょう。

 

最初から、教授のようなレベルを目指すのは難しいかもしれませんが、まずは当たり前のことを当たり前と思わず、感謝する。

それを積み重ねていくことが心の安定につながっていきます。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

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空気を変え、素晴らしい人生を手に入れる「言い方」をするためには、余裕が必要

空気を変え、素晴らしい人生を手に入れる「言い方」をするためには、余裕が必要

 

余裕がある時、すなわち自律神経のバランスが整っている時は、誰でもいい言い方ができます。

しかし、問題は「余裕がない時」です。

そのような状態においても正しい言い方をするためには、日々の過ごし方がカギになります。

日ごろから、自律神経のバランスを整える習慣を取り入れておくのです。

そうすれば、たとえ激しく動揺するような究極の場面に直面しても、言い方で失敗することはありません。

 

たとえば、仕事中に1本の電話がかかってきて、こんなことを告げられたとします。

 

「先日の検査の結果が出ました。残念ながら、がんです」

 

その瞬間、空間は何も変わっていないのに、あなたの心はもちろん、もしかしたら細胞の一つひとつまで様変わりしてしまうかもしれません。

その空間において、あなたという個体だけが、一瞬でまったくの別物にチェンジしてしまうのです。

 

そんな究極の状態で、あなたはどんな言い方ができるでしょうか?

おそらく極度に動揺して仕事どころではなくなり、しどろもどろになるか、「うるさいな! 後にしてくれ!」など、周りが目に入らない言い方をしてしまうと思います。

「そんな一大事においては、言い方なんてどうでもいい」と思うかもしれません。

しかし、ここで目指している究極のゴールは、そのように自律神経のバランスが極度に乱される局面においても、正しい言い方ができるようになることなのです。

そうすれば、怖いものはありません。

いつ上司に雷を落とされても、ミスをして激しく動揺しても、冷静さを保ち、リカバリーを図ることができます。

そのためには、副交感神経の働きを高めて、すべてを受け入れられる状態を築いておくことが大切です。

 

なかなか、聖人君子のようにはなれないかもしれません。

しかし、意識している人と、していない人とでは、確実に違いが出てきます。

さらに、毎日意識している人と、ときどき意識する人とでは、大きく差が開くことでしょう。

 

そこで、常に余裕を持ち、いざという時にも正しい言い方ができるようになる、習慣や心構えについてお話ししたいと思います。

ぜひ、この瞬間から日々の生活に取り入れて、「言い方」を変え、「空気」を変え、素晴らしい「人生」を手に入れてください。

 

 

日々の習慣が人生を豊かにする

 

日々の習慣や心構えで心に余裕を持つ

  ↓

正しい「言い方」ができる

  ↓

人生が豊かになる

 

心に余裕を持つことが、正しい「言い方」の基礎になり、積み重ねることで、人生が豊かになる

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

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人間関係に悩んだら「残念な人」と俯瞰で見る

人間関係に悩んだら「残念な人」と俯瞰で見る

 

生きている以上、人間に悩みはつきものです。

そのなかでも多くを占めるのが、人間関係の悩みでしょう。

 

子どものころや学生時代は、仲のよいメンバーとだけ付き合っていられましたが、社会人になるとそうはいきません。

苦手な相手がいても、社内や取引先の人間であれば簡単には関係を絶てません。

 

そんな時、やはり役に立つのが、自分への「言い方」なのです。

 

他人は変えられませんから、あなた自身が、相手に対するイメージを修正したり、心構えを変えたりすることで状況を好転させるのです。

 

自分A「あの人、イヤなところが多いけど、いいところもあるのかな?」

自分B「いやいや、ないでしょ。あんな最低な人間は見たことないぞ」

自分A「確かにイヤなやつだけど、仕事はできるんだよな……」

自分B「まぁね。あと3回ガマンして、それでもイヤだったら、転職するのもありかもね」

自分A「そうだね。もう少しガマンするとして、それまでは“残念な人”と思ってやり過ごしておこう」

 

こんなやりとりを自分自身で行うことで、あなたは冷静さを取り戻すことができます。

 

けんかっ早い相手だとしても、同じ土俵に上がらず、やり過ごせるようになるのです。

 

悩みを書き出している人も多いと思いますが、口に出して対話するほうがよいと思います。

なぜなら文字は形に残るので、あとで見返したときに不快な思いがよみがえってしまうからです。

しかし自分対自分の対話なら、吐き出した瞬間消えていきます。

サウナでたっぷり汗をかいたときのように、すっきりしますよ。

 

 

誰かを憎む気持ちも、自分への「言い方」で消えていく

 

人間関係の悩みがもっと深いゾーンに入ると、誰かを憎むという感情が芽生えてきます。

しかし、相手を憎んで過ごす時間は、もったいないとしか言いようがありません。

人生は一度きりであり、時間は今この瞬間も刻々と過ぎていきます。

手のひらにすくった砂が少しずつこぼれ落ちていくように、私たちに与えられた時間も失われているのです。

そう考えると、誰かを憎んだ時の自分への「言い方」は、次のようなものになるのではないでしょうか。

 

自分A「あいつのことは、絶対許せない」

自分B「そう考えているオレの顔を鏡で見てみなよ。あいつみたいに酷い顔になっているよ」

自分A「だけど、この気持ちを止められない」

自分B「あいつのせいで醜くなるなんて、さらに被害が増えるだけだよ。オレの人生がもったいないよ」

自分A「これ以上、かき乱されるのはごめんだ。憎んでも自分が損をするだけか」

自分B「あいつはどうせバチがあたるんだから、放っておこうよ」

 

丁寧に、丁寧に、対話してください。

 

心の奥に刻まれた感情は、なかなか消せません。

しかし、対話を重ねることで、徐々に小さくなっていくはずです。

 

心の傷は、手術の傷跡に似ています。

メスで刻まれた傷口は、縫合することで徐々に皮膚同士がくっついて、やがて一枚の皮膚に戻ります。

対話は、手術でいうところの縫合のようなもの

最初は人工的な処置ですが、人間が本来持っている自然治癒力が働いて、徐々に傷が目立たなくなります。

強い憎しみを抱えている場合、自分対自分の対話でさえも、ジクジクとした傷みが伴うかもしれません。

しかし、結局はそれが傷口を癒す近道になるのです。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

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目を閉じて5分間。他人の言葉が入ってこない空間で、自分と対話する

目を閉じて5分間。他人の言葉が入ってこない空間で、自分と対話する

 

自分で自分に話しかける

 

実は最も大切にするべきものは、自分への「言い方」です。

自分で自分に話しかけるのです。

 

自分との対話は他人を介在しないので、どう進めるかはすべてあなた次第です。

ミスをしたとき、ある人は「なんでオレはこんなこともできないんだろう」と問いかけるかもしれませんし、またある人は「あそこを怠ったのが問題だったな。よし、次はどうしたらミスを防げるだろうか?」と自分に問うかもしれません。

そしてまたある人は、そんなことを自問自答する余裕もなく、時を過ごしていることでしょう。

おそらく、ほとんどの方は自分に質問などしていないのではないでしょうか。

ミスを検証するにしても、自分対自分は常にダイレクトなので、いちいち自分に質問などせず、感覚的に答えを導き出すのがクセになっていると思います。

 

しかし、自分に対する「言い方」を常に実践してほしいと思っています。

ひとり言のような短いものではなく、もう一人の自分がいて、話しかけるイメージです。

何かが起きた時、サラッと頭の中でやり過ごすのではなく、目を閉じて5分間、あなた対あなたで、実際に口に出して対話をしてほしいのです。

 

ポイントは、心の中でやりとりするのではなく、口に出して話をするということです。

なぜなら、脳内で対話をすると、感情がそのまま行き来するだけなので、いわゆる“早口”になってしまいます。

話すときは「ゆっくり」がポイントです。

自分と対話する際も、口に出して話をすることで自ずとゆっくりになりますし、自分の言葉が耳から入ってくることで、内容を客観視できるようになります。

 

 

他人の叱責をそのまま自分に問いかけない

 

仕事で大きなミスをした時はまず対応に追われますし、自分と対話している余裕はほとんどないと思います。

周りからも責められるので、投げかけられたその言葉を「自分から自分への言い方」と勘違いすることもあります。

しかし、「お前、この仕事むいてないんじゃないの?」と言われたからといって、それをそのまま自分に投げかける必要はありません。

なぜなら、それはあくまでも他人からの「言い方」であり、自分への「言い方」とは異なるからです。

 

仕事で失敗した時は、そんな他人からの言い方に惑わされず、次のような言い方を自分にしてみてください。

 

自分A「一生懸命、本当にやったのかな?」

自分B「もしかしたら、どこか甘かったのかもしれない」

自分A「慣れている仕事だから、気がゆるんでいたんじゃないかな?」

自分B「それが結果に出てしまったのかもしれないな。反省しないといけない」

自分A「確かに反省は必要だけど、失敗したことはもう取り返しがつかないよ……」

自分B「そんなにウジウジするなよ。失敗したのはもう仕方ないんだから、大切なのはこれから先だ。どうやって取り組んでいくかを考えよう」

 

ミスをした直後は余裕がないのはわかりますが、たった5分で構いません

他人の言葉が入ってこない空間で、自分と対話をしてください

そうすれば、徐々に自律神経のバランスが整ってくるので、ミスを引きずらずに巻き返しを図れます。

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

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怒りを自覚すると、50%は収まる

怒りを自覚すると、50%は収まる

 

イラッとした時に、自分自身が「怒りそうだな」というのを自覚することも、聞き方上手になる有効な手段です。

何かを言われてイラッとした瞬間に、「あぁ、自分はイラッとして、このままだと怒ってしまうな」と客観視するのです。

 

人間の怒りというのは不思議なもので、自分で怒りを自覚できた瞬間、50%は収まってしまいます。

腹が立った瞬間、交感神経がぐっと優位になりますが、自分の怒りを客観視できると副交感神経が高まってきます

そしてさらに深呼吸をし、10数えれば、副交感神経がより一層高まるので、冷静に状況を判断できるようになります。

 

残りの50%のイライラ、怒りを消すためには、裏ワザとして、その場を外す、というのもいいと思います

言葉を発するとスイッチが入ってしまう危険性があります。

とにかく言葉を発さなくていい状況に持っていくのです。

「ちょっとすみません……」とひと言残して、その場を外して、貝になるのです。

 

 

理不尽な�責は「了解です」で受け流す

 

相手の叱責がひと通り終わり、リアクションを求められた時、どういう言い方をするのがベストでしょうか。

私なら、このひと言で受け流します。

 

「了解です」

 

「了解です」は受け流す際にも便利です。

大切なのは相手と同じ土俵に立たず、まずはその場を収めることです。

具体的にどう対処するかは、怒りをさらに鎮め、血流がよくなり、冷静な判断ができるようになってからゆっくり考えればいいのです。

 

「聞き方」に失敗して、その場で怒りにまかせて言いたいことを言ってしまったら、もう取り返しはつきません。

相手の言い方によって乱され、そして「聞き方」によってさらに自分自身を乱してしまうのは、非常にもったいないことです。

 

 

「了解です」で、迷いを吹っ切る

 

「了解です」という言い方は、非常に便利です。

 

内心、乗り気ではなくても、相手には快く引き受けている印象を与えることができるので、心のうちが見透かされません。

そして、「了解です」と言うことによって、自分自身の迷いも吹っ切ることができるのです。

 

曖昧な言い方で結論を先延ばしにする時間は、実に不毛だということです。

うじうじ迷っていると、その間ずっと自律神経のバランスが乱れて血流が悪化します。

そんなことのせいで、自分の日々のパフォーマンスを低下させるのは大損です。

 

「了解です」と受け入れることによって、迷いを断ち切れるので、自律神経のバランスを保つことができます。

もし、メリットが何ひとつない場合は、曖昧な言い方をしたり、返事を先延ばしにしたりせず、お断りの意思をはっきり伝えましょう。

 

いずれにせよ、迷う時間は血流を悪くし、パフォーマンスを低下させ、健康まで阻害します。

余計な時間をかけずに決断することが、あなたの健康とパフォーマンスを守ることにつながります

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

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不愉快な言葉は笑いを交えて流す

不愉快な言葉は笑いを交えて流す

 

相手のネガティブな言い方をポジティブに解釈するのは、なかなか難しいことです。

ケチョンケチョンに言われて、ポジティブな要素など皆無ということもあると思います。

そういう場合は、受け流す必要も出てきます。

 

ある有名なミュージシャンに、こんなエピソードがあるそうです。

 

コンサートの最中、不愉快なヤジが飛ばされました。

すると、そのミュージシャンはこう言ったそうです。

 

「構わないほうがいいよ。あいつ、明日会社で、オレと話したとか言うんだぜ」

 

会場は大爆笑で、その日はそれ以上ヤジが飛ばなかったそうです。

 

相手をまったく相手にしないと同時に、笑いに変えることで、一瞬漂った不穏な空気を一瞬で断ち切ることに成功しています。

そうすることで、自分自身の自律神経のバランスを保ち、高いパフォーマンスを発揮しているのです。

 

これぞ、見事な「聞き方」上手です。

 

普通であればヤジに対して腹を立て、衝動的に言い返してしまい、場内の空気を険悪にしてしまうことでしょう。

しかし、そこをぐっとこらえ、一枚上手の対応をしています。

こう返されたら、言った側はぐうの音も出ないでしょう。

 

 

手をパッと開いて、「聞き方」上手になる

 

ミュージシャンという特殊な職業の方は、もともと自律神経のバランスが非常によいのだと思います。

歌という天職を全うされているわけですから、ある意味当然かもしれません。

したがって、特に意識しなくても、「聞き方」上手になれているのだと思います。

 

しかし、世の中の全員が天職を見つけられるわけではありません。

組織というしがらみの中で、自律神経のバランスを乱されながら、懸命に働いている方がほとんどです。

ですが、そのような環境でも、ちょっとしたコツを押さえれば、誰でも、「聞き方」上手に変身できるのです。

 

たとえば会社で、理不尽な理由で怒られた時。

上司Aから指示されたことを実行したら、上司Bに怒られる……なんてことも、組織の中ではよくあることです。

しかしだからといって、あからさまに上司Aの責任だと言うわけにもいきません。

非常にフラストレーションがたまる瞬間です。

 

そんな時、人は無意識のうちに手をグーにして握りしめています。

特に、手を握り締めた時、親指を中に入れて強く握ると、副交感神経が下がり、緊張が高まってしまいます。

野球のバッティングやゴルフでも、親指に力を入れバットやクラブを握ると、思い通りに振れません

緊張が高まり、全身の筋肉をうまく使えなくなってしまうからです。

手を強く握ると副交感神経が下がることは、計測でも明らかになっている事実です。

 

ですから、誰かに何かを言われて怒りのあまり手を強く握りしめていたら、パッと開いてみてください。

そうすれば、副交感神経が低下するのを抑え、怒りをコントロールできる「聞き方」上手に変身できます。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

ビタミンB12について?

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