生活習慣病予防の食事1 高血圧症

イメージ 1

生活習慣病の多くは、長年の食生活の積み重ねが原因となっています。
昔から日本食は、食物繊維の多い穀類・野菜を中心とした、からだによい食事でしたが、生活様式の欧米化に伴い、食生活も変わる傾向にあります。
同時に、からだに大切な食品の摂取がだんだん少なくなり、脂肪・塩分・糖分が多い肉類・加工食品の摂取が増えています。
こうした食生活が要因となり、生活習慣病は、中高年に限らず、子供にも増加しつつあります。
生活習慣病の予防には、バランスのとれた食事、適度な運動と休養、ストレスをためないことが重要です。
以下、一般的な生活習慣病の症状について、予防のための食事を紹介します。

1.高血圧症

高血圧とは、簡単にいうと、食塩とエネルギーのとりすぎやタンパク質の不足を原因とします。
また、人は加齢とともに動脈硬化が進み、血圧も高くなる傾向があるので、高齢者では高血圧の人が多くなります。
高血圧は、死亡率の高い脳卒中や心臓病の原因となるだけに、食生活の面でも注意する必要があります。
たんぱく質・ビタミン・ミネラルを十分にとり、エネルギーの摂取を控え、食塩の摂取を少なくする(1日7~8g)ことが、治療・予防となります。

  ̄?を多く含む食品(漬けもの、佃煮、加工食品)はできるだけ使用しないようにします。
◆~悩爐亮然な味を生かし、だしのうま味で、薄味でも美味しくつくります。
 ご飯などの主食はエネルギーが高いため、副食となるおかず中心の献立にします。
ぁ〇戚や香辛料(レモン、ゆず、わさび、こしょう、しそ、みょうが、さんしょうなど)を上手に使いましょう。
ァ〔I佞韻蓮■栄覆鷲當漫△曚は薄味にして、味の濃さにメリハリをつけます。血圧の高い人は、1日4gの食塩摂取としただけで降圧の効果が出ます。ただし、素人判断で血圧を下げようとせず、必ず医師、栄養士の指導のもとで食事づくりをするようにします。
Α/べすぎて肥満になると、高血圧が悪化します。1度に大食せず、3度の食事を規則正しく、いつも“腹八分目”を守ることが大切です。
А‥鏸を過剰に摂取し続けていると、肥満の原因となるほか、高血圧と関係の深い動脈硬化を促進する原因ともなります。したがって、糖分の多い菓子類や嗜好飲料などもとりすぎないようにします。
─‘銈大好きで、ほとんど毎日のように食べるという人は、できるだけ脂身の少ないところを食べるようにします。なお、同じ動物性脂肪であっても、新鮮な魚の脂肪は気にしなくても大丈夫です。
 高血圧症を予防する食品(例):カリウムタウリン・食物繊維・たんぱく質マグネシウム・を多く含む食品。トマト、アボカド、さつまいも、あさり、イカ、わかめ、昆布、干ししいたけ、りんごなど。

「食事介護マニュアル」(第一出版)より
以降、糖尿病、高脂血症、心臓病、肝臓病、腎臓病、胃腸病等について予防のための食事を紹介する予定です。次回は糖尿病の予定です。

元気でイキイキと年を重ねるために!
http://www.endokoro.jp/