人生最初の28年

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人生最初の28年

 

入力装置として生きる最初の28年のうち、前半の12年間は子ども脳型、2年の移行期を挟んで後半の14年間はおとな脳型となる。

 

12歳までの子どもの脳は、感性記憶力が最大限に働く。

感性記憶とは、文脈記憶(行動やこどばの記憶)に、匂いや触感、音などの感性豊かに結びついている記憶のこと。

 

つまり、子どもたちの脳は、ことの成り行き以外に、五官が受け取った感性情報も丸ごと記憶していくのである。

ときに、匂いや味を連れてくることがある。

小学校のとき、友達のお父さんの車でプールに連れて行ってもらった記憶を想起したとき、その車の匂いや、そのとき口の中に入っていたキャンディの味を鮮やかに思い出す、などのように。

 

ものごとを、ありのままに、あまねく受けとめる。

それが、子どもたちの脳の素晴らしさだ。

素直さ、と言い換えてもいい。

 

素直だということは、きめ細やかな入力が可能な脳の持ち主だということに他ならない。

子どもたちは、自らが生まれてきた時空のありようを知るために、あらゆる情報を脳に叩き込んでいくのである。

 

繊細にして大胆。

素晴らしい記憶力だが、これには欠点がある。

一つ一つの容量が大きすぎて、人生すべての記憶をこの形式で脳にしまうのは不可能だということ。

さらに、大きな塊なので、検索に時間がかかり、とっさの判断には使いにくいということ。

 

このため12歳から13歳の間に、脳の記憶方式は、もっと要領のいい形式へと進化するのである。

何かを経験したとき、過去の記憶の中から類似記憶を引きだしてきて、その差分だけを記憶するような形式である。

これだと収納効率が圧倒的にいいので、「新しい事象」をどんどん覚えられる。

 

さらに、過去の類似記憶との関連性をタグ付けして記憶していくので、関連記憶を引きだすのに長けている。

この形式の脳だと、「人生初めての体験」に遭遇しても、過去の類似体験を使って、すばやく対応することができる。

「成熟脳 脳の本番は56歳から始まる より」

 

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ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。

血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。

それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。

根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。

とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。

 

ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。

シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。

このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。

 

高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。

その中でも重要なものがビタミンB12なのです。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

 

また、老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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