「年をとると脳は日に日に衰える」のウソ

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「年をとると脳は日に日に衰える」のウソ
 
脳の神経細胞は、シナプスと呼ばれる連結部によって結ばれています。
シナプスによって神経細胞同士がつながることで、さまざまな情報がやりとりされ、ものを考えたり、体を動かすことができます。
 
シナプスは、ある神経細胞がなくなっても、別の神経細胞とつながることができます。
たとえば、一つの英単語を覚えるのに使われた神経細胞がなくなっても、シナプスが別の神経細胞とつながれば、その英単語を忘れずにすむわけです。
 
こうしたシナプスの作用は、ふだんから頭を使っている人ほどスムーズに働きます。
逆に、頭をあまり使わない生活を送っている人は、ある神経細胞がなくなったあと、シナプスが別の神経細胞とうまくつながらないため、脳の機能がどんどん衰えていきます。
 
また、よく「20歳を過ぎると、脳の神経細胞110万個ずつ減っていく」と言われますが、それは頭をあまり使わない生活をしている場合であり、使わない部分の細胞がどんどん死んでいくのです。
いろいろ考えたり、勉強をするなど、頭を使っている人に比べ、神経細胞が壊れやすくなるのです。
 
脳の神経細胞神経細胞を多く結ぶためにも、神経細胞自身をできるだけ減らさないためにも、ふだんから頭を使う生活を心がけた方がいいのです。
脳は使えば使うほど、元気になるのです。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
 
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脳は神経細胞の集まりと思われていますが、正確には「神経細胞(ニューロン)と、それらの情報を伝える役目をしているシナプスから成り立っています。脳を使えば使うほど、これらのシナプスが増えていきます。
脳の中のシナプスが密であればあるほど、いろいろな能力が高まります。
記憶力でいえば、記憶したことが鮮明に脳に焼きつけられることになります。
 
昔は、脳の神経細胞は生まれたときから増えることはないから、このシナプスを増やすことが、すなわち脳を発達させることだと考えられていました。
ところが、脳の研究が進み、近年になって、神経細胞は年をとっても増えることがわかったのです。
 
脳を使ってこれらの神経細胞を増やし、なおかつ、シナプスを密にすることが脳を鍛えるということなのです。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
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