グチってばかりいると、記憶力はどんどん落ちていく

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グチってばかりいると、記憶力はどんどん落ちていく
 
年齢を重ねると、しだいに記憶力が落ちると、よく言われます。
たしかに年齢とともに、脳細胞の数は減っていきます。
だからといって、「最近、モノ覚えが悪くなって」とグチるのは避けたいものです。
そうすると、本当に記憶力が悪くなってしまうからです。
 
実のところ、歳をとっても、記憶力はそう悪くなりません。
脳細胞の数は減っても、脳細胞同士をつなぐシナプスの数は増えているからです。
シナプスの数を増やせば、歳をとるごとに記憶の全体量は大きくなっていきます。
歳をとっても、若い人に負けない記憶量を誇ることもできるのです。
 
ただ、ボーッとしていては、シナプスの数は増えないし、まして「モノ覚えが悪くなった」とグチっているようでは、シナプスは枝を伸ばしません。
シナプスを増やすには、「学ぼう」「覚えよう」という意欲的な姿勢が必要なのです。
学び覚えようと努力するからこそ、脳は働き、脳細胞をつなぐシナプスは増えていくのです。
 
学び覚えるという作業は、若いころは半ば強制的にさせられています。
それで、記憶力が強化されているのですが、その後、学び覚える作業をあまりしなくなれば、記憶力はどんどんなまっていきます。
そのため、「最近、モノ覚えが悪くなって」ということになるのです。
若いころのように学び覚える作業を続ければ、記憶量をさらに増やしていけるのです。
 
もちろん、学び覚えるという作業はラクではありません。
しかし、その作業が辛いからと避けていると、本当に記憶力は落ちていきます。
「脳(あたま)にいいこと全部やってみよう! より」
 
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脳は神経細胞の集まりと思われていますが、正確には「神経細胞(ニューロン)と、それらの情報を伝える役目をしているシナプスから成り立っています。脳を使えば使うほど、これらのシナプスが増えていきます。
脳の中のシナプスが密であればあるほど、いろいろな能力が高まります。
記憶力でいえば、記憶したことが鮮明に脳に焼きつけられることになります。
 
昔は、脳の神経細胞は生まれたときから増えることはないから、このシナプスを増やすことが、すなわち脳を発達させることだと考えられていました。
ところが、脳の研究が進み、近年になって、神経細胞は年をとっても増えることがわかったのです。
 
脳を使ってこれらの神経細胞を増やし、なおかつ、シナプスを密にすることが脳を鍛えるということなのです。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのために必要な素材として栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12です。
 
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
ビタミンB12は、蛋白合成と核酸合成の両方に役立っていることがわかっています。
 
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