<第2章>免疫力を上げる最強おやつベスト5
《どうしてもおやつを食べたいときはこれ》
体のことを考えるなら、食事は3食きっちりすませ、間食はとらないのが理想です。
とはいえ、仕事や勉強の合間、一息つきたいとき、ストレスを感じたときなど、「ちょっとなにか食べたい」という気持ちになることもあるでしょう。
そんなときには、免疫力を上げるおやつを食べるようにしましょう。
オススメなのは、塩分の入っていないミックスナッツ、アーモンドやくるみは、1粒の脂肪分が50~60%と高めですが、これらに含まれるのは「不飽和脂肪酸」と呼ばれるもので、悪玉コレステロールを減らしたり、生活習慣病を予防したりする効果があるのです。
ビタミン、ミネラルといった栄養素が含まれるため、免疫力も高まります。
その他にも、腸内環境を整える働きのある、ダークチョコレート、不足しがちな野菜が手軽にとれる野菜チップスなど、体によい間食も案外多いものです。
お腹が空いてしまったときは、無理して食欲を我慢するのではなく、体にいいものを探してとるほうが、精神的にも安定します。
どんなものも、食べすぎは厳禁ですが、小腹を満たす程度に食べるのであれば、問題はありません。
賢く選んで、快適なおやつライフを楽しんでください。
免疫力を上げる最強おやつベスト5
1.ミックスナッツ(塩分なし)
アーモンドやカシューナッツなど、さまざまなナッツの栄養を一度にとれる
2.ヨーグルト
善玉菌を増やして腸内環境を整え、免疫力をアップさせる
3.ダークチョコレート
ポリフェノールの抗酸化作用が、細胞の老化を抑制する
4.乳酸菌飲料
乳酸菌が腸内環境を整え、免疫力がアップする
5.野菜チップス
不足しがちな野菜が気軽にとれ、免疫力もアップする
「免疫力の話 より」
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
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