第3章 若々しくパワーの溢れる身体を作るには
抗酸化力をアップして老化を防ぐ
最近話題の「カルノシン」という物質をご存知でしょうか?
ウナギや鶏のササミ、胸肉のほか、マグロなどにも多く含まれる健康成分で、非常に強い抗酸化作用を持つことで注目を集めているほか、「カルノシン」はAGEも強力に抑える効果があることがわかっています。
このように驚異的な抗酸化力をもつ「カルノシン」ですが、先述のとおりウナギや鶏肉、マグロなどを積極的に摂ることで、老化の原因物質である活性酸素を体内から取り除き、活力にあふれた若々しい肉体を作り、維持することができると期待されています。
パワー&美容効果
日頃から美容、健康のため、身体に気を遣っている人などにとっても嬉しい効果がたくさんあるので、天然の抗酸化物とも呼べるカルノシンを含む食べ物は非常におススメです。
日々の中で最近少し疲れが溜まってきているなと感じたときや、再び1週間を乗り切るパワーをつけたい人など、カルノシンを豊富に含んだウナギやマグロ、鶏肉料理をガッツリ食べて、抗酸化力をアップしてパワフルに活動しましょう。
カルノシンを豊富に含む食材
・ウナギ
・鶏の胸肉、ササミ
・マグロ
抗酸化物質「カルノシン」は、ウナギや鶏肉、マグロといった食材の中でも、とくに筋肉や肝臓などに多く含まれています。
カルノシンで身体を元気に若々しく
カルノシンを補給
↓
体内の活性酸素を除去
こんな時こそカルノシン
・溜まった疲れが取れない時
・仕事でパワーをつけたい時
仕事や遊びの疲れが溜まって、どうにもやる気が出ない時や、1週間を乗り切るためのパワーをつけたい日曜の夜など、カルノシンをしっかり摂って抗酸化力をアップしましょう。
「糖質の話 より」
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12について?