第2章 <きのこミックス>冷凍きのこミックスで楽に毎日「スーパー菌活」 ここに効果的!→こつ(骨)ちょう(腸)

第2章 <きのこミックス>冷凍きのこミックスで楽に毎日「スーパー菌活」

ここに効果的!→こつ(骨)ちょう(腸)

 

菌食材を食べて腸をきれいにすることを「菌活」といいますが、唯一、菌だけでできている食材がきのこです。

 

最近では、毎日きのこを食べることで、腸内を整えて免疫力を高める酪酸が増えることもわかってきました。

 

きのこはどれも食物繊維が多く、β-グルカンという成分には、免疫力を高めて、細菌やウイルスなどの異物を排除してくれる作用もあります。

 

カルシウムの吸収をうながすビタミンDも豊富なため、骨を強くする協力に応援団にもなってくれます。

 

そんなきのこの栄養を引き出すコツは、冷凍保存

冷凍すると、きのこの水分がふくらんで細胞壁がこわれ、細胞内のうまみ成分や栄養素が出やすくなるためです。

おすすめは、しいたけ、エリンギ、まいたけなど、お好みのきのこを適当な大きさにカットして作る「冷凍きのこミックス」

みそ汁や炒め物などにパラッと入れれば、きのこ料理に早変わり!

1カ月は保存できます。

 

 

冷凍保存で栄養価アップ

 

・腸を整える

・免疫力アップ

・骨の強化

・美容効果

・食物繊維・ビタミンB群・β⁻グルカン・ビタミンD

 

 

レシピのいらない食べ方

厚揚げと冷凍きのこあんかけ

自作の冷凍きのこミックスをサッと炒め、しんなりしてきたら4等分にした厚揚げを入れる。

そこにめんつゆ、みりん、砂糖、水を入れ、中火で5~10分。

しょうがチューブ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたら完成です。

お好みでねぎをちらしましょう。

厚揚げにはカルシウムも豊富なため、冷凍効果でパワーアップしたきのこのビタミンDと一緒に食べれば、効率よくカルシウムを吸収できます。

 

 

分量の目安(2人分)

冷凍きのこミックス…160g程度

厚揚げ…1丁

2倍濃縮めんつゆ・みりん…各大さじ2

砂糖…大さじ1

…150ml

しょうがチューブ…小さじ1

片栗粉…小さじ2

「鎌田式 長生き食事術 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、活性酸素やホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/