目標をコロコロ変えてはいけない

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目標をコロコロ変えてはいけない

自己報酬神経群は、情報が考えるしくみに向かっていくときの「通路」であり、その名前のとおり「自分自身に対する報酬=ごほうび」を与えられることによって機能する神経細胞群です。
人間の脳のなかには、情報の流れにおいて、自分へのごほうびをモチベーションとして機能する部位があるのです。
そして脳内の情報の流れからわかるように、自己報酬神経群が働かなければ、脳は思考力を十分に発揮できず、考えや心、記憶も生まれにくくなってしまいます。
「ごほうびが得られそうだ、得るためにがんばろう」と脳がとらえるからこそ、それがモチベーションとなり、その後の思考力や記憶力が存分に発揮されるということです。
つまり、自分から「ごほうびを得るためにがんばろう」という主体性が伴わなければ、自己報酬神経群は働かないのです。
脳にとっての、ごほうびは利己的な損得の判断よりもっと広く、奥深いものです。
簡単に説明すると「うれしいと感じること」ということになるかもしれません。
これは、自分に役立つことだけでなく、目的や目標を成し遂げたり、人の役に立ったりすることが脳への報酬となることを意味しています。

【脳に悪い習慣―言われたことをコツコツやる】
★目標をコロコロ変えてはいけない

仕事や勉強などのシーンで、「売上をアップする」「試験にパスする」といった目的はそう簡単に変わるものではないでしょう。

しかし、達成するための目標をコロコロ変えてしまうケースは結構多いはずです。
「毎日、英単語の書き取りと音読をして10語ずつ覚える」と目標を決めたのに、どうも効率が悪い気がして「英単語の問題集を毎日10問解くことにしよう」と方法を変える――このように「ダメだから次はこうしよう」と目標を簡単に変えるのは、実は脳にとっていいことではありません。

目標を変えるのは、おそらく、やり方や要領のよりよい方法を考え、「このほうがうまくやれる」と考えた結果でしょう。
しかし、効率を重視して目標を変えてばかりいると、結局のところどれも達成できず、目的もかなわないということになってしまいます。

これは、次々と新しい目標が現れると、脳の「自己保存」のクセが働き、「どうせまた目標が変わるかもしれない」「今度の目標は達成できるのだろうか」という気持ちが生まれ、全力投球ができなくなってしまうからです。

目標をコロコロ変えるということは、「達成しない」という経験を積み重ねることになるのです。

こうした脳のしくみにもとづけば、一度決めた目標は簡単に変えず、一気にやり遂げることが大切だと理解できるでしょう。
「途中でいいアイデアが出ても無視する」ということではありませんが、新しいアイデアに走るよりも、まず先に決めた目標を一気にやり遂げるということが、自己報酬神経群の働きを高めるのです。

達成し完結するということは、脳にとって最高の喜びです。
それがなかなか起こらないと、脳は本気になれなくなり、常に「半分だけ様子を見ながらやる」習慣が身についてしまいます。

こうした観点からいうと、目標が目的に対して適切であるかをしっかり見定めておくことも大切です。
それでも途中で「どう考えてもこれではダメだ」と思う場合は、その理由を明確にし、同じ徹をふまないように目標を決め直します。
「なんとなくやり方を変えてみようか」というのはNGです。

新たなアイデアについて調べたり、よい部分を取り入れたり、ときには目標を置きなおすことも必要です。
しかしそういったときには、必ず検討し、目標を決め直します。
これは、脳のしくみにもとづき、目標に対して、迷うことなく全力投球するために必要なことだからです。

※自己保存…脳は自分を守ろうとする本能
※統一・一貫性…脳は統一性、一貫性が保たれなくなるような情報を避けようとする本能
非常にわかりやすいのが、人は、自分と反対の意見を言う人を嫌いになるという反応です。
冷静に考えれば、意見が違ったからといって、それを言う人のことまで嫌いになる理由はないはずです。
ところが、脳は自らの意見と異なるものを「統一・一貫性」にはずれるために拒否し、また「自己保存」が働くことによって自分を守ろうとするため、相手の意見を論破しようとさえすることがあります。
「脳に悪い7つの習慣 より」

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ビタミンB12の働き>
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質を作る働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流をよくする働き。
このような様々なはたらきがあります。
また、ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。

ビタミンB12は、水溶性(水に溶ける)ですが、脂肪成分となじみやすい構造をもっています。
脳は、たんぱく質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのため、ビタミンB12はたやすく脳に入り、脂肪成分による汚れで詰まった部分を洗い出すことにより、元どおりの健全なものに復元し、また、切れた部分があればつなげて、修復作用を発揮します。

また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。

脳と神経の修復・再生のビタミンB12
http://www.endokoro.com/
http://www.endokoro.jp/
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12
http://www.endokoro.jp/libra_g.html