秋サバで脳の若返り

イメージ 1
秋サバで脳の若返り
 
秋サバは、脂がのっていて、きわめて美味なところから、「秋サバは、嫁に食わすな」などという、とんでもないことわざがありました。
もっとも、昔の話ですが、今時こんなことをいったら、寝たきりになった時に、まず、面倒はみてもらえません。
それほど、秋サバはうまいというたとえです。
 
最近、このサバやイワシ、サンマなどの“青魚”が注目されているのは、脳の健康に欠かせない、必須脂肪酸を大量に含んでいるためです。
とくに、脂質の豊富な秋サバには、DHA(ドコサヘキサエン酸)EPA(エイコベンタエン酸)がたっぷりです。
DHAは、脳の脂質のうち10パーセントほどを占めていて、記憶力や学習能力などと、密接な関係のあることが解明されています。
 
これからの日本は、老人人口が増え、超情報化社会となるでしょう。
脳の機能の若々しさが、もっとも重要になってくるのです。
秋サバに含まれているEPAには、脳の血流をぐんぐんよくする働きがあります。
 
血行がよくなれば、脳の神経細胞の働きも活発になりますから、記憶力や学習能力なども向上し、脳の老化を防ぐことも可能となるわけです。
 
サバの薬効を効率よくとるためにはサバの缶詰でも十分。
カルシウムも補給できますから、一石二鳥です。
「長寿食365日 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
ビタミンB12は、悪性貧血等に優れた効果があることは以前から知られていましたが、最近、傷ついた神経繊維の修復や神経の伝達物質の合成に関与していることがわかってきました。
従来、一度死滅してしまった脳細胞は、再生不可能とされてきましたが、近時、ビタミンB12によって、再生されることがわかってきました。
それが、末梢神経障害や認知症の治療に有効である事から、俄然注目を浴びるようになってきました。

東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者は前述したように、血液中にビタミンB12が少なくなっています。
そこで、認知症患者にビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽快するケースが多くみられるとの事です。

今や人口の4人に1人が65歳以上という超高齢化社会を迎えるに至ったのは、医療技術が飛躍的に向上した結果ですが、残念ながら、脳に関する医学がそれに追いついていないことも事実でしょう。
老齢化が進むにつれて、感情の起伏が少なくなる、いわゆるボケ症状が見られるケースが増えています。
これは、脳が萎縮する為に起こることで、同じように老人認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー症候群も、脳全体が萎縮して、大脳皮質に変化が起こることによります。
脳の萎縮を防止するためには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行なわれなければなりません。

ビタミンB12は、この蛋白合成と核酸合成の両方に役立っています
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
子供たちの脳、集中力・学力向上、受験にビタミンB12