秋ナスは嫁に食わすなの意味

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秋ナスは嫁に食わすなの意味
 
煮てよし、焼いてよし、漬物にしても、これまたよいのがナスです。
油との相性もきわめてよく、秋口になると、その味わいは格別によくなります。
 
秋茄子は嫁に食わすな
 
このことわざが生まれたのは江戸時代。
いろいろな解釈の仕方がありますが、おいしい秋茄子を嫁に食われてはたまらない、という嫁いびり説よりも、むしろ逆で、嫁思いの説のほうが正しいと思います。
というのも江戸時代の『本朝食鑑』に、「夏から秋にかけて、上下とも生茄子を好んで食べる」とあるのです。
もちろん、漬物や煮物にもしますが、“刺身”でも好まれていたのです。
 
さらに江戸時代の初期に刊行された『料理物語』にも、ナスの食べ方として「汁、さしみ、丸煮・・・」とあります。
皮をむいて細切りにし、酢味噌などで食べていたようです。
実際に再現してみると、味が爽快で甘さもあり、意外なうまさがあります。
 
しかし、ナスは体を冷やす作用があります。
うまいからといって食べ過ぎれば、消化不良の心配もあるし、冷えて出産に悪影響を及ぼす危険性もあります。
このことわざは、嫁の健康を気づかった過食をいましめたものと見た方がよいでしょう。
 
ナスの黒紫の色素はアントシアニンで、体細胞の酸化を防止して若さを保つ働きがあります。
油で炒め、味噌味仕立てでおいしくいただきましょう。
「長寿食365日 より」
 
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脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12とは…?
 
ビタミンB12の研究初期は、ビタミンB12といえば悪性貧血、悪性貧血といえばビタミンB12といわれました。
しかし、現在のビタミンB12は、神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調 ―手足の痺れ・麻痺・痛みなど― はもちろん、中枢神経 ―脳・脊髄― の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
 
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
脳と神経の修復・再生のビタミンB12
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