朝食はパンよりご飯を

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朝食はパンよりご飯を
 
朝食の献立に欠かせないものは、まず糖質です。
糖質は、ご飯やパン、麺類に含まれています。
炭水化物といったほうがわかりやすいかもしれません。
正確にいうと、炭水化物には食物繊維も含まれていますので、食物繊維の含まれていない炭水化物と思ってください。
 
脳は、エネルギーとして糖質が必要です。
以前、脳は糖質しか受け付けないといわれてきましたが、最近の栄養学ではケトン体という脂肪の分解されたものも栄養になっていることがわかりました。
しかし、脳の栄養のほとんどは糖質といっていいでしょう。
 
わたしたちが主食とするご飯、それにパンや麺類はでんぷんといわれる、糖質がいくつも集まった多糖類です。
糖質がひとつだけのもののほうが分解する必要がありませんので吸収も早いのです。
糖質がひとつのものを単糖類といいます。
ブドウ糖や果糖です。
ブドウ糖は、でんぷんなどが分解され、体の中に吸収される最終の形です。
果糖は果物に含まれている糖質で、ブドウ、ラ・フランス、梨、リンゴなどに比較的たくさん含まれています。
「朝の果物は金」とよくいわれますが、果物に含まれている果糖が、栄養を欲しがっている朝の体(や脳)に最適だということでしょう。
 
二糖類は、砂糖、乳糖、麦芽糖
乳糖は、ほ乳類の乳汁に含まれているもので、母乳で約7%、牛乳で約5%含まれています。
麦芽糖は、水飴やサツマイモに含まれています。
 
多糖類といわれるのが、デンプンです。
糖質がいくつも集まっているので、分解され吸収され、体の中でエネルギーとなるに多少時間がかかります。
私たちの食生活ではいちばんなじみのあるご飯が多糖類です。
朝食は簡単なパン食という人も、ご飯に変えてみてはいかがでしょう。
主食をご飯にすると、副食としてとりやすいものがいくつもありますので、朝食ではとくにご飯がお勧め。
準備が面倒という人は、前の晩にちょっと用意をしておくといいと思います。
最初は多少時間がかかるかもしれませんが、慣れてくれば簡単につくれるようになるでしょうし、ご飯を食べたほうが午前中の体の動きもよくなってくると思います。
 
なんといっても、でんぷんや果糖といった糖質が、脳を目覚めさせるためにも体の栄養補給にも、朝食には欠かせません。
100歳までホケない101の方法 脳とこころのアンチエイジング より」
 
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ニューロン同士が情報伝達を行うこと、つまり神経機能的連絡を行うためには、新経路の交差点ともいうべきものが必要であり、この交差点をシナプスと言います。
 
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
熟年の人達が正確で、いろいろな状況下で“成熟した”判断を行い、好ましい結果を得ることができるのは、そのためであろうと思います。
 
高度の創造過程にも高密度のシナプス形成が必要と思われ、そのためには、それに必要な素材として神経系構成成分、つまり栄養成分が必要なことは当然で、また、その構築作業のための酵素、そしてそれを補佐する補酵素的ビタミンも必要となります。
その中でも重要なものがビタミンB12であります。
 
栄養をニューロンに補給するのに役立つグリア細胞というのがあります。
アインシュタインの脳には、ニューロン1本あたりのグリア細胞が多かったという報告もあります。
 
≪ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!≫
 
隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。
認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから脳の血管を健康に保つ生活を心がけ、脳梗塞を予防し、脳の健康を守ることが大切なのです。

◆ビタミンB12の働き◆
・新しい細胞を作り、壊れた細胞を修復する働き。
・神経の壊れた部分を修復する働き。
・伝達物質をつくる働き。
・免疫を正常にする働き。
・脳の詰まったところをかき出す働き。
・血流を良くする働き。
ビタミンB12は大量かつ配合によって効果的に働きます。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
日常の生活習慣や生活環境を改善するとともに栄養面を改善することが大切です。
 
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