定期的に脳のバージョンアップをはかる

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定期的に脳のバージョンアップをはかる
 
脳のマネジメントを考えると、学生時代というのはとてもいい時期だと思います。
 
何か問題が発生しても、教師や親しい友人など、学生時代は周囲にたくさんの援軍がいて、さまざまな指摘、修正、援助をしてくれます。
もちろん、最大の援軍は親です。
 
また、環境が変化していきます。
学生は、ある年数が経過すると、違う学校に入学しなければなりません。
小学校を6年経過したら中学へ、中学を3年経過したら高校へ、そして大学に入学することになります。
 
新しい環境では、勉強も友人も、また1からスタートを切ることになります。
いままでのやり方がそのまま通じる部分もあるでしょうし、新しい環境に適応するために、新たなやり方を生み出すこともあるでしょう。
 
期末試験や入学試験など、さまざまな試験・テストがあり、勉強のはかどり具合を客観的に測ってくれます。
 
これらはある意味、定期的な脳のバージョンアップでもあり、問題点を明らかにするリスクマネジメントにもなっていました。
 
学校を卒業した後も、脳は定期的にバージンアップをはかったほうがいいと思います。
 
コンピューターソフトなどは定期的にバージョンアップをして、最新のシステムに更新し、不具合やウイルスなどへの対応をおこない、性能アップをはかっています。
 
それと同様に、脳もつねにバージョンアップをして、情報やシステムの更新をおこなうことが、脳機能を最高度に維持するためには欠かせないと思います。
 
脳の使い方が偏っていないか、生体リズムにのっとった規則正しい生活ができているかなどを見直し、最適の方法をとるようにしましょう。
英語のテストや資格検定試験などの外部評価を受けてみるのもいいと思います。
「一生衰えない脳のつくり方・使い方 より」
 
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ビタミンB12は結晶が赤いことから「赤いビタミン」とも呼ばれています。
主な働きは赤血球の生成を助け、貧血を予防すること。
女性に多い貧血の原因は、鉄分の不足が挙げられます。
しかし、貧血にはもうひとつ原因があるのです。
それがビタミンB12の不足。
ビタミンB12は赤血球を形成、再生し、血液を作ることで、貧血を防いでくれるのです。
 
そのほかの働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
 
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があります。
実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれに悩まされている人にもビタミンB12はおすすめです。
 
もうひとつ忘れてはいけないのが、ホモシステイン血症との関わり。
遺伝的なもの以外では、ビタミンB12不足により引き起こされるホモシステイン血症は、進行すると動脈硬化心筋梗塞の危険性が高まるといわれています。
 
ビタミンB12は、葉酸とともに核酸の合成を助け、脊髄、胃腸の粘膜などで活躍します。
また、脳や神経とも関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

それらの成分が不足する背景には、朝食を抜くといった欠食や、栄養のバランスの悪さなどが考えられます。
忙しいからと食事をぬいていないか、好きなものばかり食べて偏食をしていないかなど、自分の日頃の食生活をふり返り、食事リズムと栄養バランスを改善していくことが大事です。
また、人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
 
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