認知症の進行を遅らせる食べもの⑩『サケ』⑪『エビ』

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認知症の進行を遅らせる食べもの⑩『サケ』⑪『エビ』
 
認知症の進行を遅らせる食べもの⑩『サケ』
●抗酸化作用の強力な「アスタキサンチン」が豊富
サケは種類が多く、一般にサケといえばシロサケをさしますが、ベニザケ、ギンザケ、カラフトマスキングサーモンなどもよく食べられています。
旬は秋から冬です。
 
切り身を買うときは、皮が銀色に光っているもの、身がきれいなピンク色をしていて張りがあるものを選びましょう。
 
サケには、DHA、EPAのほか、アスタキサンチンが豊富に含まれています。
アスタキサンチンは、ある種の藻が合成する赤い色ですが、それを食べたオキアミ、そのオキアミを食べたエビ、サケという具合に食物連鎖で蓄積されていきます。
サケの卵のイクラの赤い色も、アスタキサンチンによるものです。
 
アスタキサンチンはカロテノイドのなかでも、抗酸化作用がもっとも強いといわれています。
血液脳関門を通り抜け、脳の活性酸素を除去します。
傷ついた脳細胞を修復する働きもあり、サケは認知症予防に大きな力を発揮します。
 
認知症の進行を遅らせる食べもの⑪『エビ』
グリシンは睡眠の質を上げ、アルツハイマー原因物質「βアミロイド」を増やさない
日本人はエビ好きといわれ、伊勢エビや車エビ、大正エビ、甘エビ、ボタンエビ、芝エビ、ブラックタイガーなど、多種類のエビを食べています。
旬は秋から冬です。
そのころ、エビのうまみ成分であるグリシンが増えるといわれています。
 
グリシン必須アミノ酸の一つで、近年その作用が見直されるようになってきました。
グリシンは脳に働きかけて手足の血管を広げ、血流を増やします。
その結果、手足が温かくなる一方、深部体温が下がります。
脳もクールダウンしやすくなり、睡眠の質があがるのです。
よい睡眠をとることは、脳にとって非常に大切なことです。
最近の研究によって、睡眠不足になると脳のβアミロイドが増えることがわかってきたのです。
 
エビには、アスタキサンチンタウリンも多く含まれています。
かつてはコレステロール値が高いと敬遠される向きもありましたが、多様な健康成分が含まれていることがわかり、今では生活習慣病予防や老化防止に役立つ食材として推奨されています。
認知症 治った!助かった! この方法 より」
 
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現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

ビタミンB12は、肉や魚介類、卵、乳類などの動物性食品には多く含まれますが、原則として植物性食品には含まれません。
植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます。
 
また、食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。
胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。
このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、大量かつ配合によって効果的に働き、そして、ビタミンB群はバランス良く摂ることで相乗効果を発揮します。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
人間の体質改善は約3ヶ月程度が基準となっているため、続けなければ効果が得られません。
生活習慣を変えるとともに栄養面の改善も非常に大切です。
 
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