コラーゲンをつくるには「タンパク質」と「ビタミンC」が必要
若返り血管をつくるために絶対必要なのは、血管の「コラーゲン」をつくることです。
そのために必要なのは「タンパク質」と「ビタミンC」の摂取です。
体のあらゆるパーツはタンパク質からできています。
体の60パーセントほどは水分ですが、残りの固形物のおよそ半分はタンパク質でできており、体重のおよそ20パーセントはタンパク質なのです。
体重65キロの人なら、そのうちの13キロはタンパク質でできているというわけです。
コラーゲンもまたタンパク質です。
血管はコラーゲンという丈夫なタンパク質で守られています。
タンパク質とコラーゲンは別物だと思っている人も多いのですが、血管をつくっているコラーゲンはタンパク質の一種なのです。
コラーゲンの種類は違いますが、コラーゲン(I型コラーゲン)は肌をつくっているタンパク質でもあります。
コラーゲンを含めて、タンパク質は20種類の「アミノ酸」から構成されています。
食品などに含まれるコラーゲンもそれ以外のタンパク質も、摂取して消化されると、いったんアミノ酸にまで分解されて体内に取り込まれます。
私たちの体は、そうやって取り込んだアミノ酸をもう一度組み合わせて、コラーゲンやほかのタンパク質をつくっているのです。
そして、体内でのコラーゲンの合成に欠かせないのがビタミンCです。
ビタミンCがないと体内でコラーゲンがつくれません。
コラーゲン食品をせっせと摂取してもコラーゲンがそのまま吸収されて、それだけで美肌になったり、若返り血管ができたりするわけではありません。
必ずビタミンCを一緒に摂取することが必要です。
体内にはなんと10万種類ものタンパク質があります。
タンパク質はアミノ酸というピースでつくられたジグソーパズルのようなものです。
ピースの組み合わせによって絵柄が変わるように、どのアミノ酸をどんな順番で組み合わせるかによってタンパク質の性質が変わってきます。
コラーゲンのもとになるアミノ酸(グリシン、アラニン、プロリン、リジンなど)を豊富に含むタンパク質やコラーゲン食品を摂取すると、パズルのピースが手元にたくさんあることになり、目的の絵柄(コラーゲン)が素早くスムーズにつくれます。
コラーゲンづくりのためにタンパク質やコラーゲン食品を意識して摂取することは、若返り血管づくりに大いに役立ちます。
ぜひ毎日の習慣にしていただきたてと思います。
「血管があなたの寿命を決めている 生活習慣で「老化」を進めないために より」
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筋肉は自分自身で勝手に活動するわけではなく、神経系という指令系統から命令を受けとりながら働きます。
そして、筋肉が動くように脳から指令を伝える神経が、正常に働くためには、ビタミンB群の仲間が必要です。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸。
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
一般にビタミンB群は、一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
もちろん、すべてのビタミンが老化防止に必要であることはいうまでもありませんが、B類のビタミンB12、B6、葉酸は老化を防ぐうえでも、もっとも重要なビタミンとされます。
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